学部長あいさつ

混迷する時代に、しなやかな感性としたたかな知性をあわせもつ人材を育てます

 日本はすでに歴史的な転換点を曲がりました。もはや世界の頂点に立つ経済大国としての復活はありえないでしょう。内向きの論理が通用する時代も終わりました。私たちは東アジアの一員として、流動化するグローバル社会に向きあっていかなければなりません。では、混迷する時代にあってどのような人材が未来を切り開くのか。

 未来はつねに伝統と革新の切り結ぶなかから生まれます。先入観や偏見を洗い流して、よき伝統に根ざしながら、多様化する社会とその仕組みを見すえ、複雑きわまりない世界を科学的に探究していく、そうした「しなやかな感性としたたかな知性」が、これから求められていきます。

 日本大学文理学部は人文系・社会系・理学系の18学科からなる総合的な教養学部です。ひとつの専門をきわめるとともに、みなさんの夢や好奇心に合わせて領域を超えた学びを重ねることによって、開拓精神あふれる「文理的思考」の獲得を目指していきましょう。

 留学やサークル活動、イベント参加など、それらすべてが個性を育てることにつながります。これまでの自分を打ち破れ。「自主創造」とはそうした挑戦的な精神にこそ与えられる称号なのです。

文理学部長
紅野 謙介