【学部長メッセージ】学生、保護者、卒業生ならびに教職員のみなさまへ

カテゴリ:

【学部長メッセージ】学生、保護者、卒業生ならびに教職員のみなさまへ

2021.10.12

文理学部長 
紅 野 謙 介

 すでに報道にあるように、先週の10月7日に、日本大学理事のひとりが背任の容疑で逮捕されるという事件が発生しました。9月に東京地方検察庁による大学本部、大学事業部ならびに関係者の自宅が家宅捜索され、ついに学内より逮捕者を出すまでにいたりました。みなさまにはたいへんなご心配をおかけしています。大学が被害を受けたとはいえ、内部に加害者がいると検察の判断が下されたことは、教育機関にとって由々しき事態と言わざるを得ません。

 私自身、学部を代表して学部長会議に加わり、同時に理事会メンバーのひとりでもあるので、これが事実であるならばたいへん腹立たしく、また知らなかったとはいえ、そのような不祥事を見過ごしていたことにもなり、まことに申し訳なく、恥じ入る次第です。学部長、理事として心よりみなさまに深くお詫びいたします。

 3年前のアメリカンフットボール部の危険タックル事件のときも、大学は厳しい批判を浴びました。しかし、今回はそれ以上に重大かつ悪質な案件です。なぜこのようなことが起きたのか、なぜ未然に防げなかったのか、事件の背景や要因を見きわめ、厳正に対処していきたいと考えます。

 大学事業部の存在が事件の舞台として指摘されています。事業部を設立することで、学部ごとに行われていた民間事業者への発注や調達を一元化し、学生への便宜をはかり、さらに必要経費を抑制すると聞いていました。実際に事業部から大学への寄付額もたいへん多く、それだけに学内では評価されていた機関でした。しかし、ことこうなってしまえば、その評価は地に墜ちたと言えるでしょう。内部の仕組みや監査はどうなっていたのか、監督責任もふくめて、きちんと追及していかなければなりません。

 都内のCovid-19の感染者数も減少し、2回のワクチン接種も8日にようやく完了しました。対面授業再開へのメドがつきはじめた矢先に、このような事態となったことは、たいへん残念でなりません。職域接種のために丸2日間、早朝より全面協力してくれた医学部の先生たち、そして準備や運営にあたった文理学部の教職員には、まず感謝の気持ちをお伝えします。さらに、学部の教職員一同を代表して、学生・保護者、卒業生のみなさんとともに、今回の事件に対する怒りと嘆きを共有したいと思います。このようなことは決してあってはなりません。早急に本来の大学のすがたを取り戻し、汚名返上に向けていっそう努めてまいります。ひきつづきご協力、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

  なお、在学生のみなさんでこの件による不当な言葉を投げかけられたり、扱いを受けたりした場合は、各所管課窓口にご報告下さい。できるかぎり相談に応じます。

日本大学ホームページ「日本大学学長から学生・生徒等及び保護者、卒業生、教職員の皆様へ

このページをシェアする