ワシントン大学とのCOIL(オンライン国際協働学習)「『鬼滅の刃』について語り合おう!」 を開催しました

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ワシントン大学とのCOIL(オンライン国際協働学習)「『鬼滅の刃』について語り合おう!」 を開催しました

2021.07.14

 2021年5月24日(火)午前9時〜10時30分(日本時間)に,アメリカのシアトルにあるワシントン大学と日本大学文理学部の学生の間でZOOMを利用したCOILを行いました。
 共通の話題として,日本とアメリカでたいへん話題になっている『鬼滅の刃』を取り上げ,日本語と英語を混ぜながら議論しました。両方合わせて14名の学生が参加しました。
『鬼滅の刃』について,ワシントン大学の学生は主にNETFLIXや公開中の映画を見ているのに対し,日本側の学生の中には漫画も合わせて読んでいる方もいました。一方『鬼滅の刃』は見ていないが,両大学の交流に興味があるから,あるいは英語や日本語で対話してみたいからという理由で参加した方もいました。それぞれの情報量が異なるため,まだ全部見ていない・読んでいない人にネタバレをしてしまい,がっかりさせたりなど,色々と面白いハプニングもありました。
 ワシントン大学のTed Mack先生が日本語と英語を使い分けながら,授業をうまく進めてくださったおかげで,話題も多岐にわたっておりました。例えば,時代設定が関東大震災の前になっていることで生まれる効果や,ジェンダー規範の問題がいかに捻れているのか,登場人物の身体をめぐるクイア的な分析,鬼とアイデンティティの問題についてなど,文化批評的な側面からの議論が多く見られました。
 学生やサポートに入った教員たちがチャット機能を使いながら補足説明をしたり,Ted 先生が適宜に通訳をしながら分かりやすく言い直してくださったのも議論を展開する上で大きな力になりました。

ZoomでのCOILの様子

 COILの事前準備としてFlipgridを使い,参加希望者の自己紹介の動画をアップする形で事前交流を試みましたが,参加者は多くありませんでした。また,英語での会話が続いたから,日本語での介入を遠慮したという学生もいました。どの言語を使っても気楽にお話ができるような雰囲気を作っていくことも大切と感じました。次回に向けて,両校の学生が気軽に参加し,交流を楽しみながらも,教育的な効果もあげられる方法について模索を続けていきたいと思います。

【日本大学の参加者の声】
議論の幅と高さに非常に感銘を受けました。大変良い機会に恵まれたと思います。また是非お願い致します。
話す内容をその場で決める流れは難しいと感じた。英語で話すことに多くの時間を使う。加えて,話す内容を1分程度で考えて,英語に置き換えて,話す流れは難しい。取り残されている気分があった。

【ワシントン大学の参加者の声】
I enjoyed this event and would love to attend more like it. These are great opportunities to practice Japanese, and as someone who learned spoken Japanese primarily online with friends, I think that incorporating these online discussions into a course or club would be of great help to those who are serious about improving their Japanese language skills.

I think it would have been nice if everyone had at least finished the Anime, but I recognize this is up to the individual. There were some questions that were asked regarding the characters that have already been answered in the manga, and without that information available to some people, it felt like some of the topics being brought up (such as the ‘dance’ that Tanjiro’s father passed down to him) were being overthought/overcomplicated. I was trying to be very careful and avoid spoiling anything, but there were a few points that were brought up that could have been answered and made a potential discussion regarding the reasoning for certain plot points/design choices more productive. I think we have to find a balance in terms of the material so that everyone is on the same page, and that we are all far enough in the story that we can focus on the important parts rather than speculating about things that turn out to have very clear answers. I recognize this makes it a larger time investment for everyone, but I think we could then have multiple meetings and discussions as well.

文責:高 榮蘭(国文学科 教授)

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