学費に関する考え方について

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学費に関する考え方について

2020.10.29

 日本大学 文理学部  

 平素より日本大学文理学部の教育・研究にご理解をいただき,ありがとうございます。新型コロナウイルス感染症によって心身の健康,また個々の経済生活において苦労されている方々が多くおられると思います。心よりお見舞いを申し上げます。

 文理学部では対面授業を一部併用しながらオンライン授業を継続していますが,このことに関連して,学費の値下げや施設設備資金の減額希望の声が多く寄せられています。日本大学では,923日に田中英壽理事長・加藤直人学長の名義で「令和2年度後学期授業について」が発表されました。そこでは学費等について以下のように書かれていました。

 このオンライン授業の実施に関する学費の減額あるいは一部返還を求める御意見についてですが,学費は,使用の目的により,授業料,施設設備資金あるいは実験実習料などに分かれており,これらは,入学から卒業(修了)そして学位授与に至る学修機会の確保のために必要な費用の総額になります。本学では,これを学年ごとに前学期と後学期に分割して納入をお願いしております。

 学費のうち,特に施設設備資金の返金に関する御意見について,施設設備資金は,教室や図書館などの施設設備に係る機器や施設の利用料ではなく,これらの維持,管理や拡充に向けて,皆さんの良好な教育環境を整えるために継続的に必要なものです。オンライン授業についても,学修機会の確保のため,対面授業と同様,厳格な成績評価基準と単位制度の趣旨に則り,皆さんの通信環境のサポートや教育教材を準備し,教育の質を考え取り組んでいることから,今般のオンライン化による教育料返還などと関連付けられるものではありません。皆さんには以上の点をどうぞ御理解ください。

 この説明にあるように,「学費」とは「使用の目的により,授業料,施設設備資金あるいは実験実習料などに分かれており,これらは,入学から卒業(修了)そして学位授与に至る学修機会の確保のために必要な費用の総額」を指します。その総額を年数によって等分したものが毎年度の「学費」となっているのです。今年度のような例外的な事態によって授業形態の変更はありましたが,均等に割ることによって金額が定められているので,その年度毎に費用効果を計算し,変動することはありません。また,「施設設備資金」についても,ここに記されているように学内の図書館や機器,施設の利用料を指すものではありません。既存の施設の維持管理や拡充・更新,学修環境の整備充実に必要な費用に当てられています。

 本学部では,学生への支援策として,政府による新型コロナウイルス感染症の影響による家計急変にも対応した,「高等教育就学支援新制度(授業料減免・給付型奨学金)」や「日本学生支援機構奨学金制度」のほか,学部学生を対象に9種類の奨学金制度を活用してきました。

 また,緊急支援として,「学修環境補助費」を一律3万円給付(令和2年5月11日基準日の在学生の申請者全員[休学者を除く]),ノート型パソコンの無償貸与を行ってきています。これでも苦しい状況は続くでしょうが,学部としても引き続き,できるかぎりの支援を行っています。文理学部は一貫して学生に寄り添っていく所存です。ご理解のほど,よろしくお願いいたします。

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