2度目に中国の地を踏んだのは文理学部に入学後。1年生の春休みに、2ヶ月間ほど北京語言学院(現:北京言語学院)に留学しました。でも、北京の文化や歴史遺産にあまり触れることなく帰国してしまって。何かとても大切なことをし忘れたのではないか……。そうスッキリしない気持ちを抱えていたところ、中国政府奨学金留学生試験への挑戦を大学の先生から打診されたんです。
試験にパスして北京大学で学ぶことになった私は、研究活動はもちろん、現地の文化を体感するために、広大な北京の街をくまなく回りました。また、中国人家庭を訪問するなど、現地の方とも交流を深めましたね。もちろん北京大学の留学生仲間とも。イタリア人やスイス人、タイ人、スロバキア人、スリランカ人……。国籍の違う友人たちとの交流からは、本当にたくさんのことを学びました。
北京大学で得た仲間とは、今でも交流が続いています。また、「お客様」として彼らの活躍を知ることも。私の勤める『東方書店』は、中国関係の書籍の企画制作や中文書籍の輸入販売を行う出版社。私は定期刊行物のオーダーに関する業務を担当しているため、仕事中に北京大学の同窓の名前を見かけることも少なくないんです。そんなときは、彼らの活躍をうれしく思うと同時に、当時の記憶がよみがえりますね。
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