〈第1部:「東京ドキュメンタリー」上映会〉

自由回答欄

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ホームレス問題の映像について。ホームレス・NPO・行政の三者がうごめきあっている社会において、ホームレス・NPOがクローズアップされた形になっていたが、行政がホームレスの生活に介入すべきか、しないかという政治的な問題も含まれていると思うので、そこについても考えてほしかった。

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映像を見て、いかに苦労をして作品を作ったのかを見ることができた。どれもドキュメンタリー作品というものを表現できていたし、厳しい指摘もあったかもしれないが、次回の作品への糧にして頑張ってほしい。

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自分が何気なく歩いている町から様々な事を発見できていて、素晴らしいと思いました。ホームレスや歌舞伎町は自分の中ではあまり良くないイメージがありましたが、映像を見て、少しイメージが変わり、新鮮な感じがしました。また映像を創っていく事は非常に大変な作業であるように思えました。

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あまりゆっくり見る時間が無くて残念です。昨日、中瀬ゼミで見た映像と同じだったのですが、大きな画面で見るとまた違う迫力があって良かったです。私自身も一人暮らしをしているので「げんきか?」はじーんときました。

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中瀬ゼミ:短い作品でもちゃんと物語があって、とても興味深かったです。社会学的視点はなんとなく置き去りのような感じですが…。特に2番目(?)のケータイのメールの話がとても優しい気持ちになれました。日常のささいなことが幸せというか、優しい気持ちになり、友達っていいなと思えました。気になったのが、父親や祖母の声をたぶん学生が担当しているだろうと思いますが、学生じゃない方がさらに映像に共感できると思います。

歌舞伎町:当初、クレープ屋の店主の方への取材と伺っていたのだが、できあがったものがそのクレープ店を通して、歌舞伎町という町全体の問題、その町に対する様々な人の想いが対比されていて、とても興味深かったです。よくクレープ屋さんのイスにたむろっているヤクザさんたちにインタビューを…すごいチャレンジ精神です。でも、彼らの意見も少々ですが聞けたことは作品にとって大きなポイントになっていると思います。ただ最後のまとめは少し安易かなと思いました。

池袋・ホームレス:後半の高層ビルから、公園の炊き出しに移っていくシーンが印象的だった。NPOの代表の方が、支援はレジャー感覚であるという発言も弱者を助けているというよりも、人と人とのつながりを重視しているのが感じられた。この映像はただ都市の貧困問題を糾弾する映像ではなく、ホームレスの方とNPOの方とのふれあいがテーマなのだということが分かった。

原宿:映像も洗練されていて、まるでTVのドキュメンタリーを見ているようだった。同じ社会学科に、自分とは住む世界がまるで違う読者モデルがいるということに驚いた。質問者の方が仰っていたように、少し彼に密着しすぎて、彼を利用しているという編集者側の方がおざなりになっている印象だった。とても見やすい映像であったが、社会学的要素というか考察を加えることで、もっと魅力的なものになるのではないだろうか。

“繋ぐ人”:人との関わりを希薄にしている、インターネットを使って人を集め、日本の伝統文化である雅楽を守っていこうとしている人に密着してみたということで、とても興味深いテーマだと感じた。完成された映像が見られないのは残念だったが、何かの機会に是非見てみたいと思った。

全体:皆さんお疲れ様でした!!

上映時間は10分程度ですが、この映像を撮るために行った取材や編集作業など、本当に沢山の時間と力が必要ではなったのだろうかと思います。どの作品も素晴らしかったです。ありがとうございました。

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カメラの宣伝に「息子を撮らせたらママはプロ」。まさに、それを語りきっている作品には驚きました。歌舞伎町の作品では、「町に光があればよい。クレープ屋もその一つ」。ホームレスの作品では、「支援するのを楽しみにしている」個性を発信の作品では「ファッション界に行きたい」等々と状況を映像で伝えるのと同時に本人達に聴き込んでインタビューして核心を突くまで聞いている。映像化する前から考えていたかいないかは別として、完全なドキュメンタリーとなっているのには、ただただ感心するばかりでした。写真と違って映像を撮ってきてからの加工が大変だったと思います。3ヶ月間、10時までかかったとの事、それだけの成果はありますよ。これからも卒論や社会人になったらドキュメント作り等いろいろあります。本日の経験がこれから生きますよ。ドキュメンタリー作りで得た面白かった点、よい点を後輩にも伝えてください。

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ラジオでも充分にメッセージを送ることができたのでは、と思わせるものもあった様に思う。

‐「読モ」は音楽も適切で楽しめた。NHKの夜の番組『カワイイ…』も顔負け。

‐「歌舞伎町」はタイトルバック及びそこからの導入が特に素敵だ。

‐「優しい気持ち」は映像カットが効率よく並べられている。アメイジング・グレイスの音楽がぴったり。

‐「池袋」の主役はボランティアの人たちでしょう。彼等の喜びが、談話でなく映像として伝えられなかったのか。例えば、一緒に元ホームレスの人を訪ねてみて取材するとか。

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一学生の作成した作品とは思えないlevelの作品揃いで、驚きの連続でした。しかしながら、夜に放送(O.A)に持ってくには、まだまだ磨きをかける部分が多く存在していたように思います。それは構成であったり、ナレーションであったり、CamAudioの技術的部分であったりと様々です。それらに「磨き」をかけるには、「何を伝えたいか?」という原点に振り返って制作を進めていけば、よりlevelの高い作品に仕上がるのではないでしょうか。更に、そこに「社会学的な」エッセンスを加えるという、メディアにとっても難しい作業ではありますが、そこに敢えてTryしたゼミ生の皆さんに敬意を表します。お疲れ様でした。

※技術面では「あれこれ突っ込む部分がありますが、それは後日別紙にて(間に合えば…?)」あと、今日NGの作品については、研究室etcで見せて頂ければと思います。宜しくお願いします

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穴守稲荷神社の作品、タイトルだけですが、一番興味深かったために今回見られなかった事が残念です。もし、完成する機会がありましたら、ポスターなどでお知らせ頂いたらうれしいです。ドキュメンタリーは面白い。

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このドキュメンタリーを作成したのは、2年生でしょうか?とてもレベルの高い内容で驚かされました。社会学に関しての質問が多く飛び交っていたので、それを聴講しているだけでも社会学の事が理解できた。素晴らしい映像をありがとうございました。

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中瀬ゼミの者です。ついでに上映させて頂き、ありがとう。「東京ドキュメンタリー」は、題材から今時っぽく、見やすく編集されていてレベルの高さが伺えました。あとは、司会者の方とか受付、スタッフ的な後藤ゼミの方々のやる気や、リハーサルをしたんだな、という意識の高さを目の当たりにし、感動しました。雑ですいません。

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数分にわたる映像作品と30秒の映像作品とでは、手法が異なるなと感じました。ホームレスの映像作品が一番ナチュラルに見られたと思います。読者モデルの映像作品は、とても上手に作ってあると思いました。面白かったです。

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歌舞伎町のドキュメンタリーはクレープ屋さんがもたらす影響がわかってよかったと思います。クレープ屋さんが出来てからの歌舞伎町と出来る以前の客層・売上などの比較があるとよかったと感じます。

「てのはし」については、ボランティアという難しい物を上手く伝えている感じがした。「てのはし」側からだけではなく支援を受けている側からもインタビューを取っていて、両者の思いが伝わった。

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それぞれの映像作品にかかった所要時間は相当な時間だったと思うし、完成できなかったグループの方々も大変な時間と労力をかけてきたからこそ、あの場で涙を流したのだと思う。完成・未完成に関わらず、2年生のプレゼミの段階でこれだけの努力をしている人はそうはいないと思うので、後藤プレゼミの2年生の方々は自信を持って、これからもその努力を活かしつつ、頑張ってほしい。

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一つ一つに違う伝え方があるところに学生の力を感じました。しかし、今回の映像を見て、目的を途中で見失ってしまったグループが正直ほとんどだったのではないかと思いました。「何のためにやるのか」「誰に伝えたいのか」「何を伝えたいのか」を明確にした後に、映像編集することができたらもっともっとすばらしい作品ができたと思います。自分も映像は趣味で作っているので、難しさはよくわかりますが、皆で一つのものを作り上げることで皆さんもよい経験になったのではないかと思います。楽しかったです。ありがとうございました。

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新宿・池袋・原宿と様々な見方があり、興味深く見る事が出来ました。ホームレスと支援団体の間の、ギブアンドテイク的な関係以外の双方向的な関係が生まれていたり、支援団体の方の「レジャー的感覚でやっている」という言葉からは、ボランティアにおいて新しい物ではないかと思いました。

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個々の作品の評価というよりも、東京に関する複数のドキュメンタリーを見る中で、いくつもの映像の断片が集積されていくように、東京という街の骨格がおぼろげに浮び上がってきた。自分の頭の中で東京という街が再構築されていくプロセスが面白かった。

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都市を照らそうとしている人々と、照らさせた“光”に隠された人々など、多様な視点で社会について考えるきっかけになったと思います。ありがとうございます。穴守稲荷の作品、神社そのものへの思い入れもあるので何かの機会に見てみたいです。

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途中からの参加だったので、全部は見られなかったけれど、去年に比べると、良くなっていると思った。稲荷神社の作品は、ちゃんと上映することが出来なくて、班員の人は、とても残念で悔しかったと思う。夏休みから準備を始めて、今日、この日の為に頑張ってきたから余計悔しいだろうと感じた。完成版を近いうちに、是非観てみたいと思う。

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夏休みから製作を始めて約2ヵ月、やっとその成果を外に発信することができました。自分はそこまでフィールドワークに深く携わらず、編集作業を主として班に関わりました。当初自分は「原宿」という街にあまり興味は無く、製作について少し不安を感じていました。ですがフィールドワークではディレクターの上村君、カメラマンの金子さんなどが精力的に動いてくれて、十分な材料を得る事ができました。自分はハード面で制作に貢献しようとかんがえていたので、大トリとなるような映像を形作ることができ、凄く達成感を感じています。

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全作品上映後に、中瀬ゼミと後藤ゼミの相違について意見が出ていたので自分なりの解釈を述べたいと思います。中瀬ゼミの感想ですが、短い時間で良い意味で簡潔にまとめられていたと思います。その理由を自分は、優しさや感謝、寂しさという人間の感情を本質的に表現したからだと思いました。また後藤ゼミの作品は全体的に班ごとの表現したい社会性が上手くまとめられていたと思いました。

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自分達の作った映像だったので、主観的に見てしまいましたが、どの映像も最初に見たときよりすごく分かりやすく、構成もまとまって各々の映像がテーマを明確に打ち出していたと思います。しかし、守稲荷の映像は本当に残念でした。一緒に頑張ってきた演習生としてとても悔しかったです。穴守稲荷の映像はテーマもしっかりしていて非常に構成もまとまっていました。確かに先生の言っていたこともわかりますし、この上映会も遊びではない事もわかっています。しかし少しだけ時間をずらしてでも上映会をして欲しかったです。

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今度DVDで見せてください。

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達成感を凄く感じています。メンバーに支えられなんとか成功したと思うので、この経験を少しでも活かせればいいなと思いました。

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作成に時間のかかったことが伺える力作ぞろいで感心しました。読者モデルの男性の仕草や振る舞いに“それっぽさ”が感じられて面白かったです。歌舞伎町と池袋の映像については、どちらが正しいということではなく二つの立場の在り方として互いに理解しあえればよいかなと思います。(池袋の作りではホームレスの人々を大切に扱いすぎているのではないかという気もしましたので…)

 

〈第2部:「東京写真」をめぐるトークセッション〉

自由回答欄

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写真一つで色んな事を考えられるんだなぁと感じました。勉強になりました。

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新聞社の方の説明が魅力的でした(視点と常識の幅)。ゼミ生の方の社会学的視点・粘り強い取材、スゴいです。

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学生からの「何故写真を撮るのですか」。この感性にはおどろきですね。新聞関係の方が4名おられ、本当にどう考えておられるのか、直に伺えるチャンスと云うのはそうはないですね。返答をされた新聞関係のコメントも学生に納得されたかな。意外と本根を話されているように見受けられましたが。素朴な質問は核心をつきます。「何故だ、何故だ、何故だ」忘れていた思いが頭をもたげてきたぞ。

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興味深い内容でした。特に後半の、報道・新聞と写真に関する議論は、これから新聞記事やその写真など報道との関わり、触れる上での参考になると思いました。

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2時間半があっという間に感じられました。同じ「報道現場」にいるとはいえ、媒体が違う故に相入れない部分があった。新聞写真のカメラマンの方々の「伝えたいこと」が伝わってきたような気がします。また、ゼミ生と皆さんのトークが現役時(私自身の)鍛えられた「社会学のSevse」を私自身呼び起こしてくれて、とても貴重な時間となりました。今後もこのような機会を授けて頂けると幸いです。Staffとして携わったゼミ生の皆さんも…♪()皆さんお疲れ様でした。

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「写真を撮る」ことを生業とするカメラマンと、(以前の自分自身もそうだった)ゼミ生との間に写真に対する姿勢は違い、また受け取る側の意見も違う、というように、写真には多くの捉え方がある事を改めて感じた。

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同じ風景画カメラマンの視点により、観え方が違ってくる。さらに、新聞社デスクのキャプションの付け方で、又観え方が違ってくる。

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・「写真」“が”語る、ではなく、「写真」“で”語る意味を改めて考えさせられた。

・一瞬を撮る・残す意味での写真をゼミとして考えるべき。

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プロのカメラマン、記者の方に写真について話をしてもらうというのはとても貴重だったし、有意義な話を聞くことが出来たと感じています。「何故、写真を撮るのか?」という問いかけに対して「仕事だから」という回答が出た時に、その言葉の内の深さが感じられました。

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住民として、職場のある場所として、趣味の写真の被写体として東京と関わっていますが、まだまだ捉えきれていない多面性があると、改めて感じさせて頂きました。写真は、個人ないし社会と向き合うための一ツールであって、それ自体は有限なものであると考えています。佐藤さんの「写真は完全なものではない」という意見に共感しました。

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新聞に載っている写真に対し、簡潔性を壊す、作為的だ、と考えた事はなく、新鮮な質問でした。やはり、新聞を読む側としては、キャプションは付けてもらわないと、何を表しているのか分からないので、不可欠だと思います。また、状況を説明する程度では必要だと思いますが、主観的な書き方にならないように注意することが必要だと思います。

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ゼミ生や先生だけでなく、プロの方の意見も聞けてよかったです。しょうがないことだけれど、時間が伸びすぎかなと思いました。

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今回の展示は新聞社カメラマンの作品を社会学的に分析し、キャプションを付けるといったスタイルで行われたのですが、ゼミ生のきめ細かい写真観察により、カメラマンが意図しないレベルでの非常に興味深いキャプションに昇華されている作品が多数あり、トークセッションを聴いていて面白かったです。写真を見て、感じるというのは三者三様、十人十色であり、キャプションによって、見た人の考えになかった情報を提供する事というのが、この展示の目的なのかな、と感じました。

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様々な意見が飛び交っていて、とても有意義な時間をすごせたと思います。中でも自分が気になった点は、何の為に写真を撮るのかという質疑応答で、記者の方々がそれぞれの私見を簡潔に述べていたのですが、集約してみると、自らの撮った写真、記事を読者に受け取ってもらい、何かを動かしたいのだと考察しました。それが世間であるか、人の心であるかなどは、その写真のジャンル、撮影者の意図、また何よりもそれを見た人達の受け止め方によって、変化するのだと思いました。

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来年からゼミ生になることにあたって、このゼミに入れば本当に大きなことが出来るのだと感じました。しかし、単に大きいことができるのではなく、皆さんが真剣に社会学的考察をしているのだと感じました。来年からゼミ生になるにあたって、大きな不安と同時に何か新しいことができるのではないかと感じました。トークセッションで一番興味深かったのは、4人の記者の方々に向けられた「なぜ写真を撮るのか?」という問いに対して、大まかに言うと、世の中を変えたい、写真によって世の中を変えたいという熱が伝わりました。朴さんもキャプションを付けることによってきっかけを作ってもらいたいと言っていました。私の考えですが、この二つから言えることは、たとえ世の中、世界を変えることが出来なくとも、自分の世界を変えることが出来て、なおかつ自分自身が世の中を変えるきっかけを作っていく事が一番大事だと思いました。

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カメラマンの方の貴重なお話を伺えて良かったです。ありがとうございました。

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新聞社のカメラマンの方々に話を聞く機会はなかなかないので、貴重な時間を過ごせました。

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身近な新聞への視点が変わることになった時間でした。写真と文字の関係性をこれから楽しみながら過ごすことができるのではないかと思いました。マイクはゲストにも良いものを使って欲しかったです。

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もう少しネタを絞ってもよかったかと思います。相変わらずボリューム満点でした。ゼミ生の3名も頑張っていたと思います。皆さんお疲れ様でした。

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去年も参加させてもらいましたが、去年よりも自分にとって大変意味のあるものになったと感じています。やはりまだ難しい議論について行くのはきついですが、とても勉強になったと思います。

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今日のトークセッションに参加させて頂けてよかったです。カメラマンの方というのは芸術家なのだと思いました。ピンときたら写真にする。その被写体が何なのか、の前に体が動く、感覚が働く。まさに芸術家だと思います。けれど、写真を記事にする新聞カメラマンの皆さんの中には、芸術的感性だけでなく、もともと持っている人間としての社会学的目をお持ちなのだなと感じました。やはりプロというのは名ばかりではやっていけないのですね。画にも魅力があり、視点にも意志と人を引き付ける力があって、さすがです。語力がなく少々生意気な言い方になってしまいすいません。一つ写真についてコメントさせていただければ、笠原さんがお撮りになった「集積回路」の写真についてです。笠原さんは、銀座の街には高速道路がかかっていないと仰っていました。東京の中心都市、あれだけキラキラと華やかでにぎわっている街なのに、交通網が整備されていないのか?そうではないでしょう。銀座の街の地下には何本もの鉄道が、それこそ集積回路のごとく張り巡らされていると思います。見える銀座と見えない銀座。どちらも同じ銀座なのに、と思いました。あるいは見せたい銀座と見せたくない銀座なのかもしれません。

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各カメラマンの方の写真観が聞けて、とても有意義な時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。

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長い質問をしてすみませんでした。