TOP研究組織図と各研究テーマ < 分子物質グループ:飯田 隆
分子物質グループ
 
飯田 隆 (Takashi IIDA)
日本大学文理学部化学科 教授
・プロジェクト中で担当するテーマ
(1)新規金属ポルフィリン/ 酸素ドナー系含酸素官能基 化剤の開発と生理活性物質合成への有効活用: 光 化学及びマイクロウェーブ反応

研究紹介
 シトクロムP-450は、生体内において多種・多様な酸化還元反応を司る重要な酵素群で、その活性中心には鉄ポルフィリン錯体 (ヘム)が存在します。ヘムは分子状酸素 ((O2))を用いて不活性炭素を直接含酸素官能基化し、生命維持に必須な種々の生理活性物質 (ステロイドホルモン等)を産生することが知られています。近年、シトクロムP-450が発現するユニークな生体反応を模倣するバイオミメティックな化学反応が多大な注目を集めています。本研究では、従来型化学酸化剤が持たない不活性基質分子中への一段階含酸素官能基化を可能にする、というバイオミメティックな金属ポルフィリン錯体/ 酸素ドナー系酸化剤の開発を行なうと共に、紫外光及びマイクロウェーブ照射による高効率・高選択的な酸化反応を詳細かつ系統的に精査する予定です。さらに、この酸化剤系を巧みに利用し、未利用有機天然資源からの高付加価値ステロイド、テルペノイド誘導体等の高効率・高選択的な合成法の開発に繋げていくことを計画しています。  

・本プロジェクトに関わる過去の報告など
(4) 2012年3月3日 研究報告会要旨  Download
(3) 2010年度研究報告書  Download
(2) 2009年度研究報告書  Download
(1) 2009年7月23日キックオフミーティング要旨  Download

・専門研究分野
バイオミメティック酸化剤系による有機化合物の含酸素官能基化に関する研究

・本プロジェクトにおける共同研究内容
新規金属ポルフィリン錯体/ 酸素ドナー系の開発と紫外光及びマイクロウェーブ照射反応による酸化反応条件の精査・検討を行なっていく。

・業績リスト
【論文・査読つき総説・国際会議抄録など】
(10) Ikegawa, S.; Nagase, K.; Mabuchi, T.; Okihara, R.; Hasegawa, M.; Minematsu, T.; Iida, T.; Mitamura, K. Steroids. 2011,76,1232-1240.
(9) Mitamura, K.; Sakai, T.; Nakai, R.; Wakamiya, T.; Iida, T.; A.F.Hofmann.; Ikegawa, S. Anal. Bioanal. Chem. 2011,400,2061-2072.
(8) Ogawa, S.; Mitamura, K.; Ikegawa, S.; M.D.Krasowski.; L.R.Hagey.; A.F.Hofmann.; Iida, T. Chem. Phys. Lipids. 2011,164,368-377.
(7) Iida, T.; Ogawa, S.; Tamegai, H.; Adachi, Y.; Saito, H.; Ikegawa, S.; Konishi, H.; Takagi, A.; Matsuzaki, T. Chem. Phys. Lipids. 2011,164/2, 106-112.
(6) Takano, S.; Tamegai, H.; Itoh, S.; Ogata, S.; Fujimori, H. Ogawa, S.; Iida, T. Wakatsuki, Y. Reactive & Functional Polymers. 2011, 71, 195-203.
(5) Ogawa, S.; Adachi, Y.; Kakiyama, G.; Shimada, M.; Mano, N.; Goto, J.; Iida, T. Chem. Pharm. Bull. 2010, 58/8, 1103-1106.
(4) Ogawa, S.; Takano, S.; Fujimori, H.; Itoh, T.; Kaita, S.; Iida, T.; Wakatsuki, Y. Reactive & Functional Polymers. 2011, 70, 563-571.
(3) Okihara, R.; Mitamura, K.; Hasegawa, M.; Mori, M.; Muto, A.; Kakiyama, G.; Ogawa, S.; Iida, T.; Shimada, M.; Mano, N.; Ikegawa, S. Chem. Pharm. Bull. 2010, 58/3, 344-353.
(2) Kakiyama, G.; Muto, A.; Shimada, M.; Mano, N.; Goto, J.; A.F.Hofmann.; Iida, T. Steroids. 2009,74,766-772.
(1) Ogawa, S.; Kakiyama, G.; Muto, A.; Hosoda, A.; Mitamura, K.; Ikegawa, S.; A.F.Hofmann.; Iida, T.; Steroids. 2009, 74/1, 81-87.