哲学科紹介


         
         




 

ここは、自由で創造的な思想の広場(アゴラ)。

 なぜ人は、物は、宇宙は存在するのか。時代や洋の東西を問わず、人間が追究し続けてきた根源的な問いに対し、普遍性のある答を求める。それこそが、哲学という学問のテーマです。

 哲学・宗教学・倫理学の三専攻を支柱とする本学科の起源は、日本大学に宗教学科が創設された大正6年(1917)に遡ります。70有余年に及ぶ長い歴史と伝統、豊かで自由な学風を礎に、これまで進取の気概に富むあまたの教養人を育成してきました。本学科は、人間に対するより深い理解と普遍的価値の創造を目指し、古今東西の哲学・宗教・倫理の思想を全人類的視野に立って研究する、斬新な教育システムを備えています。

 具体的な内容としては、主として思想史・概論・特殊講義・演習というカテゴリーに基づき、人間の知識や存在の本質について考察する「哲学」、人間の信仰を知的対象とする「宗教学」、道徳の原理を探る「倫理学」を三本の柱に講義を編成。それらの教育を通し、幅の広い視野でものを見、考えることのできる認識力と思考能力の育成を目指しています。演習では原典主義を貫き、英語をはじめ、ドイツ語、フランス語のほかに、ギリシヤ語、ラテン語、パーリ語、サンスクリット語の教育にも力を注いでいます。4年次には、学んだ知識を総合し、それぞれの専攻テーマに絞り込んで深く掘り下げて、卒業論文にまとめます。その他にも、美学・科学哲学・比較思想論などの講座も開講し、文字どおり、真・善・美・聖という人間の四大価値の総合的探究と思索の場が開かれています。

 なお、本学科では、社会・公民・宗教の教員免許(高等学校第1種、中学校第1種・第2種)と司書の資格を取得できる他、学芸員コースも開設されています。本学科の卒業生は、あらゆる分野で活躍していますが、とくに教育・出版・情報・ジャーナリズム・行政などの分野に有為な人材を数多く輩出しています。