スポーツのおける動体視力

移動する1つの目標物を、連続して追い続ける眼の能力のことを言います。たとえば野球におけるバッティング操作で、ボールに眼を追従させる能力などがこれにあたります。

スポーツシーンでは自分や相手、ボールや用具などすべて動いているという特殊な状況が多いため、通常の生活で必要とされている以上に眼の能力が必要になります。特に、動くものを素早く眼で追う能力や、瞬時に周囲を見渡す能力などが重要とされており、これらのトレーニングをすることが運動能力の向上につながると言われています。つまり、物体を眼で追う眼球の動きが速ければ速いほど、動体視力が良いということになります。

動体視力には2種類あります。
  
  DVA動体視力:
   横方向(水平方向)に動く対象に対する動体視力。バスケットボールやサッカーなど  他の選手の動きを見ながら試合をするときなどに必要な視力。
   →静視力の善し悪しはほとんど関係ない。

  KVA動体視力:
   前後方向に動く対象に対する動体視力。野球でピッチャーが投げたボールを打つときや、自動車運転時の標識の認識などに必要な視力。
   →静視力とある程度関係がある。
       
  

動体視力を向上させるには、眼球が動く速度を上げればよいと考えられています。ではどうすれば眼球の動く速度を上げることができるのでしょうか。そこには眼の筋肉と深い関係があります。

眼の筋肉とその働き〜眼には大きく分けて3種類の筋肉があります。
@虹彩・・・眼に入る光りの量を調節する筋肉で、カメラの絞りの部分にあたります。
A毛様体・・・水晶体の厚みを調節する筋肉で、弱ると近視や遠視の要因になります。
B眼球移動筋・・・眼球を動かす筋肉で、カメラのボディにあたる重要な筋肉です。

今回の動体視力の向上に最も深い関わりがあるのはBの眼球移動筋です。これを鍛えることにより、より速く、よりスムーズに眼球を動かすことができるようになり、速く動く物体も眼で追えるようになるのです。
@洗濯の際、洗濯機の回転を眼で追う。
A蛍光灯のスイッチのひもを揺らして眼で追う。
B電車の窓から外の景色の看板の文字を読む。
日本大学文理学部体育学科 安則麻衣子
身近なもので動体視力を鍛えよう
動体視力とは
動体視力を上げるには?
http://www.nidek.co.jp/doutai.html
NIDEK 目にまつわるおはなし 動体視力のおはなし
http://www.sunward-kk.com/speesion/
スポーツビジョントレーニングソフト
MEGATOREメガトレ
http://www.wako-beauty.co.jp/megatore.htm


参考文献
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