集中とは?

 人の脳の中では、各所の感覚が適切な仕事を行い強調することにより能率を上げたり力を発揮したりしている。1つの感覚が仕事絵をしている時、他の感覚はその感覚の邪魔にならないようにあえて仕事をしていない。たとえば、勉強しているときに一番使うのは視覚であり、集中していると周りの雑音や臭いは気にならなくなる。こういった感覚の協調関係を集中という。

集中力とは?       

 先に述べた集中をうまく使う能力を集中力という。具体的な働きとして、
  @ 注意を集中する能力
     これは注意の範囲を狭くし、一転に注意を集める能力で、例えば弓道など的が一つに限られている場面で必要とされている。
  A 注意を払う能力
     これは@とは逆で注意の範囲を分散する能力で、サッカーの中田が試合中にキョロキョロしているのは周囲全体を把握するためであり、多くの情報を取り入れようとするときに必要とされる能力である。
  B 関係ないものによって気を散らされることを避ける能力
     イアンソープは、スタートの合図が鳴った後、ゴールの壁にタッチするまでの記憶がほとんどにならしい。これは、レース以外の邪魔な情報を一切除去し、集中を極限まで高めたことによって起こることである。つまり集中力を余計な情報へ向けることを避ける能力である。

  
   注意を払う⇒興味を持った注意⇒心を奪われる⇒無我夢中
 

 の4段階に分けられます。集中している状態とは、漫画やテレビに夢中になり、他の人 の声が聞こえなくなっってしまうような状態のことで、理想的な集中の姿といえます。集中には、大きく分けて内的集中外的集中があります。

   内的集中   集中の対象が自分の心の内面に向けられる集中。心の中に心の目で見える対象物が必要になる。この対象物がなければ、集中力を向けるべき的がないようなものなので、心の目はさまざまな雑念的な事柄を拾い上げてしまう。前途のようにこれでは集中力は高まらない。

   外的集中   視覚を通した外の世界に向けられる集中。視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感を通して外の世界に向けられる集中のことである。スポーツの場合は、特に視覚が必要だ。

 外的集中は一点集中(コンセントレーション)と分散集中(フォーカス)に分けられます。一点集中は、球技などでボールに対して一点に集中を傾けることで、これが欠如するとボールに目がついていかなかったり、見失ってしまったりします。分散集中は、相手や味方などの動きや配置などの、周囲の状況に対する集中をさし、どちらかというと広い範囲での集中であり、これが欠如してしまうと周囲の正確な情報をキャッチできないため、判断ミスが生じてしまいます。このように、多くのスポーツは一点集中と分散集中の両方が必要であり、しかも細かく組み合わされているため、二つの切り替えをスピーディに行うことも重要です。

集中している状態
 集中力はもろく壊れやすいが、自分の好きな事や好奇心のもてることには実は簡単に抜群の集中力が発揮される。脳の中では、好きなものに対する好奇心や欲求という感情が
TRH(甲状腺刺激放出ホルモン、別名やる気ホルモン)という脳内物質を発生させる。脳で作られたTRHは、身体に張り巡らされた自立神経の中の交感神経を興奮させ、それにより緊張した体が集中力を高めることとなる。適度な緊張とリラックスのバランスがとれている時、人は集中している状態なのである。

脳内物質

 集中力が発揮されているとき、脳内では、ドーパミンと呼ばれる神経伝達物質が活発に分泌されている。ドーパミンは、何か興味のあることをしているときなどに分泌される脳内物質で、脳を覚醒させ、集中力を高める作用を持っている。脳内では、このドーパミンの働きで集中力が高められていくのだ。だが、勉強や仕事となると、自分の興味や関心のあることばかりではない、このために、なかなか集中力が発揮できないという状況に陥ってしまう。しかし、本来、自分の興味や関心のあるこ事柄ではなくても、集中力を発揮することは出来るのだ。脳内物質でこれを見てみると、別名
“やる気ホルモン”と呼ばれる「TRH」が、集中力をサポートしてくれる。
 TRHは、興味や関心があるものに取り組んだときだけではなく、興味がないことでも、やり始めることにより活発に分泌される。何はともあれ、やり始めてしまうことあg集中力を発揮する最短コースである。
     

集中力には個人差がある!!

 集中力が持続する時間は、約15分〜90分といわれている。周囲の人を見回すと、1時間や2時間集中力を発揮している用に見受けられる人がいると思う。「集中力がない」と嘆く人には、集中力の持続時間を気にしている人が多い。持続時間が短くても大丈夫である。例えば、自分の集中力の持続時間が5分だとしても、その5分の集中を繰り返せばいいのだ。これは、達成感にもつながるし、「この5分でこれだけやる。」と決めればた短期集中でき目標を設定すれば、どんどん効率を上げることが出来る。大切なのは、持続時間ではなく、集中力をいかに効率よく発揮できるかである。