緊張感

はじめに

 緊張は悪いことではないということを話しておきます。問題は緊張しすぎることで、適度な緊張と集中力を生み出す理想の状態なのです。むしろ一番気をつけなければならないのは、緊張から安心・リラックスへと変わる瞬間です。ある会社で「テストで一番ミスするのはどういう時か」という調査をした結果、「以前にやったことのある問題だ」と思った時と「もう答えが出そうな時の直前の計算や回答」など、油断した時に一番ミスが多かったそうです。
 本番前には誰でも緊張します。でも人によって緊張の仕方は様々。そして緊張対策も様々です。一般的に多く使われているのがイメージトレーニングです。本番の何日も前から、試合中のことをイメージしながら練習をします。入場から挨拶、ピッチに散らばり、あとは試合開始の笛を待つだけ・・・もしかしたら雨が降りピッチはぬかるんでいるかもしれません。そんな時、どういう対応をするか、などもイメージで練習しておきます。緊張は思いがけない事態が起こった時、ピークに達します。イメージトレーニングでは、試合中だけではなく、本番の朝から練習するようにします。
 これと同様に、緊張を解く練習も役立ちます。緊張をコントロールするために、緊張を自ら作り出してみます。この時どんな風にすれば緊張するのか考えてみる事は、とても重要です。緊張できれば、今度はその逆をすれば、緊張は解けます。

試合の緊張感・緊張とパフォーマンスの関係

1、適度な緊張


 ここでは、ゴルフをメインに話を進めていきます。
 練習場ではいい球を打っているにもかかわらず、ラウンドとなると必要以上に緊張して、いつも通りのショットが打てなくなったり、ここ一番という場面になると緊張しすぎて安定感が急になくなる、といったパターンを繰り返している人は少なくないのではないでしょうか。こういう人にとっては、<緊張する>ということ自体が恐怖に感じられているかもしれません。しかし、ここで知っていただきたい事は、一言で緊張といっても、適度な緊張感というものは、良いプレーをするために必要不可欠であるということです。スポーツ選手はおそらく、この緊張感を生かして適度な集中力によって力を発揮するのでしょう。また、この感覚は練習をしているからこそ出てくるものではないでしょうか。試合で自分の力以上のものを発揮するためにはこの緊張感、ドキドキの仕方が大切なんです。あまりしすぎても駄目、しなさすぎても駄目です。緊張感がないと、集中力が無く、なんとなくやっているという感じです。逆に緊張しすぎているとパニックに陥ったり、状況判断ができなくなったりします。

2、緊張感を楽しむ


 もちろん、ショットの種類(ドライバーか、アプローチか、パッティングかといったこと)や、個人差によってどの程度の緊張レベルが適切かというとそれぞれ違いはありますが、<緊張=駄目なもの>と思い込まないことがとても大切です。せっかくいいプレーができる状態に体が覚醒してきているもの(身体が感じている緊張感)を、心のほうでマイナスに解釈したり不安に感じると、身体のほうは良い状態を通り越して過度な緊張状態になってしまうからです。
 今後、本番を前にしてある程度の緊張感を体が感じてきても、「良い緊張感だ!」というように、ポジティブに解釈するようにしましょう。

3、過度に緊張してしまったら・・・


 さて、そう考えるようにしてもなお、過度に緊張してしまうという人はどのようにすれば良いのでしょうか?それにはまず、行動を改善していくことが必要になってきます。緊張しすぎている人の行動は、外から見える兆候として、いつも以上にせかせかと早く歩く、ショットを急ぐ、よくしゃべる、といったことがあげられます。
 生理的には、心拍数が極端に上がる、手が震える、手のひらが汗ばむ、呼吸が浅くなるなどということがありますが、度が過ぎると手や腕の筋肉のコントロールを失うイップスといわれる症状になってしまったりもします。こうした行動や症状に思い当たったときは、普段より少しゆっくりと歩くようにしたり、しゃべり過ぎないようにすることで、心拍数を下げる意識をしてみましょう。また、緊張のあまり頭が真っ白になり、冷静に状況分析や決断ができないような状態になってしまったら、大きく深呼吸を数度繰り返すことも大事です。
 先に心拍数を下げる、と言いましたが心拍数の変動はプレー内容および緊張状態に影響を受けます。以前、ナショナルチーム合宿中に行われた試合中、選手の心拍計測を行うという実験の結果、勝ち試合における心拍数は比較的安定してることがわかりました。また負けチームの選手の心拍は高かったり低かったり不安定でした。なので、心拍数というのにも気を配ってみてはどうでしょうか。 

4、ゴルフを楽しもう


 次に思考の改善も必要です。緊張時に起こるこのような行動や生理的反応に思い当たったら、ゴルフは楽しむためにやっているということを思い出すのが大事です。ついついラウンド中に、自分のプレーの分析や評価をしたくなるかもしれませんが、これではゴルフを楽しむどころか、結果を出さなければというプレッシャーや必要以上の緊張感が出てきてしまうのは当然です。評価や分析は、ラウンド後にゆっくりと行えばよいのです。グリーン上に上がるたびにゴルフを楽しもうと思うようにすることで、プレッシャーに感じることに対しても違った見方ができるようになり、リラックスさせるのに役立つはずです。
 何度も言うようですが、緊張は適度なレベルにあれば恐れることは無いのです。思考や行動のテンポを少し変えて、自分に最適な緊張レベルを探そう!というくらいの気持ちでやってみてはいかがでしょうか?
 今後、本番を前にしてある程度の緊張感を体が感じてきても、「いい緊張感だ!」というように、ポジティブに解釈するようにしましょう。

まとめ

 「緊張感」ということについておおざっぱではあるがこれまで述べてきて、自分の中でも緊張に対して少し意識は変わったと思う。緊張というのは目に見えないものだから、よけい対処の仕方に困っていたが、やはり今までの経験から言って緊張していないといいパフォーマンスは出来ないし、勝った時の喜びも格段に違う。これからも生きていくうえで緊張する場面が何かしらあると思うけど、そういう時は焦らず、自分なりの対処の仕方を身につけていきたいと思う。

参考・引用文献

・緊張と対策<http://www.cellistin.com/magint/tension.htnl>
・緊張とパフォーマンスの関係<http://golf.nikkei.co.jp/mental_lesson/11_2.cfm>
・試合の緊張感<http://ysky.hp.infoseek.co.jp/kusayakyuu6.html>
・本番で強くなるには、あがらなくなるには<http://www.egroups.co.jp/message/kyouunn/24>
・メンタルトレーニング<http://www.rikochan.com/softtennis/tokiwagi/training/mt.html>



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