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■主な資料紹介
枕草子 天正本 上・中・下 写本3冊 ※現在特別展示中
<解説文>
平安時代に宮中に仕えた女房、清少納言が著した、あまりにも著名な随筆の写本。 清少納言自身が記した原本は、存在が確認されていないが、これは、現在四系統ある枕草子の諸本のうち、三巻本と呼ばれる系統の写本である。
「天正本」という通称は、写本の奥書に、「申請楊明御本写之/天正十一年二月八日令校合畢」とあることから。下巻の最後、白紙の部分に、中邨秋香(1841‐1910:国文学者、歌人)から武藤元信(1854‐1918:国文学者、枕草子研究者)へ、この写本を献呈した時の辞が、署名と朱角印付きで記されている。また、昭和10年に文部省から重要美術品の指定を受けている。

小式部 写本 1冊 ※現在特別展示中
<解説文> 室町時代末に成立したと思われる御伽草子。平安時代の歌人である、小式部の内侍(和泉式部の娘)が詠んだといわれる和歌を題材とした説話を集めた、歌人伝説物語。 当館所蔵品は、小式部のみの物語で構成される別本系統の本文を有し、奈良絵と呼ばれる挿絵が7枚ある。

人物埴輪 古墳時代 ※収蔵庫に保管
<解説文>埴輪の中には人の姿をかたどった人物埴輪がある。この人物埴輪は、胸のふくらみや髪型から女子像と判断できる。頭部にみられる座布団様のものは髷(まげ)を表現したもので、頸部には首飾り、耳には耳環の装着が認められる。年代は古墳時代後期。出土地未詳。



