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展示案内

「肉筆で見る近代文学の多彩な世界(ジャンル)」

2007年 6/18〜 7/28 「肉筆で見る近代文学の多彩な世界(ジャンル)」

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展示概要

会期:2007年6月18日(月)〜 7月28日(土)※本展示は終了しました。

 

近 代文学がそれ以前の文学と異なるのは、明治の出発当初から活版印刷による大量出版の上に成立してきたことである。にもかかわらず近年になってワープロやパ ソコンが普及するまでの100年以上の間、文学者たちは、手紙や日記と同じように、筆やペンなどを使って手書きで原稿を書いてきた。しかも原稿をそのよう に手書きで書くという作者個人のパーソナルな身体的行為や、そこに現われた個性が、作品の文学的価値と切り離しえないものと考えられてきた。規格化された 没個性の活字と、隠微なまでにプライベートな肉筆!近代文学の世界は、考えてみれば、このまことに不思議な矛盾と対立を内包しながら、それをきわめて自然 に見せかけるための装置あるいは制度だったといえるかもしれない。

そうしたわが国の近代文学の外形的特質は、当然のことながらその内容にも反映し、小説を中心に、その周辺に詩歌、俳句、戯曲、評論、随筆、日記、書簡などの多様なジャンルを展開させ、各々の境界を曖昧にしたまま全体として「文学」を形成してきた。

本展示は、本学部資料館蔵と個人蔵の限られた肉筆原稿資料に、何点かの複製原稿を加えて、そうした近代文学の豊かで多彩なジャンルの一端をうかがおうとするものである。


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