「近代文学」をめぐる古典的な必読リスト


*近代文学のオーソドックスな必読リストです。小説のみならず、評論や詩歌も若干はいっています。ゼミ参加者は、これぐらいの本は目を通してほしい。もちろん、これはほんの一部で、古典的な評価を受けているものばかりです。実際には、これらを一般的な座標軸と考えて、それをひっくりかえすような小説や、路地の奥に入り込んでおもしろいテクストを見つけてくるようにしてください。リストは戦後文学までの作家の範囲で選びました。それ以後になると、もっとたくさんあげられます。


坪内逍遥『小説神髄』
二葉亭四迷『浮雲』『其面影』『平凡』
森鴎外『舞姫』『雁』『阿部一族』『澁江抽齋』
樋口一葉『十三夜』『にごりゑ』『たけくらべ』
幸田露伴『五重塔』『運命』『雪たたき』
尾崎紅葉『金色夜叉』
北村透谷『人生に相渉るとは何の謂ぞ』『内部生命論』
徳富蘆花『不如帰』
福沢諭吉『福翁自伝』
国木田独歩『忘れえぬ人々』『春の鳥』
島崎藤村『若菜集』『破戒』『春』『家』『新生』『夜明け前』
与謝野晶子『歌集』
田山花袋『重右衛門の最後』『蒲団』『田舎教師』
徳田秋声『新世帯』『あらくれ』『町の踊り場』『仮装人物』『縮図』
泉鏡花『高野聖』『春昼』『歌行燈』
夏目漱石『吾輩は猫である』『草枕』『三四郎』『それから』『夢十夜』
『行人』『こころ』『道草』『明暗』
近松秋江『別れたる妻へ送る手紙』『黒髪』
岩野泡鳴『耽溺』『毒薬を飲む女』
正宗白鳥『何処へ』『微光』
永井荷風『すみだ川』『腕くらべ』『シ墨東綺譚』
田村俊子『あきらめ』『木乃伊の口紅』
北原白秋『邪宗門』
斎藤茂吉『赤光』
志賀直哉『大津順吉』『和解』『暗夜行路』
武者小路実篤『友情』『愛と死』
芥川龍之介『河童』『或る阿呆の一生』
谷崎潤一郎『刺青』『少年』『痴人の愛』『卍』『蓼食う虫』
『春琴抄』『吉野葛』『細雪』
有島武郎『生れ出づる悩み』『或る女』
大杉栄『自叙伝』
島田清次郎『地上』
広津和郎『波の上』『松川裁判』『年月のあしおと』
葛西善蔵『子をつれて』『酔狂者の独白』
萩原朔太郎『月に吠える』
高村光太郎『道程』
菊池寛『半自叙伝』『真珠夫人』
佐藤春夫『田園の憂鬱』『美しい町』
嘉村磯多『業苦』
宮沢賢治『注文の多い料理店』『春と修羅』
中原中也『山羊の歌』『在りし日の歌』
葉山嘉樹『セメント樽の中の手紙』『海に生くる人々』
横光利一『春は馬車に乗って』『機械』『上海』『紋章』
川端康成『掌の小説』『伊豆の踊子』『浅草紅団』『片腕』『雪国』
中野重治『春さきの風』『歌のわかれ』『村の家』
小林多喜二『蟹工船』
宮本百合子『伸子』『播州平野』
徳永直『太陽のない街』
中里介山『大菩薩峠』
白井喬二『富士に立つ影』
柳田国男『遠野物語』
折口信夫『死者の書』
江戸川乱歩『屋根裏の散歩者』『陰獣』
夢野久作『ドグラ・マグラ』
尾崎一雄『暢気眼鏡』『虫のいろいろ』
井伏鱒二『山椒魚』『遥拝隊長』『黒い雨』
太宰治『晩年』『女生徒』『富嶽百景』『人間失格』『斜陽』
高見順『故旧忘れ得べき』『如何なる星の下に』『いやな感じ』
金史良『光の中へ』
張赫宙『餓鬼道』『追はれる人々』
林芙美子『放浪記』『浮雲』
平林たい子『施療室にて』『殴る』
牧野信一『ゼーロン』『鬼涙村』
小林秀雄『様々なる意匠』『文芸評論』『無常といふこと』
中村光夫『戦争まで』『風俗小説論』
北条民雄『いのちの初夜』
岡本かの子『鮨』『鶴は病みき』
伊藤整『詩集』『近代日本人の発想の諸形式』『日本文壇史』
石川淳『焼跡のイエス』『鷹』
坂口安吾『白痴』『堕落論』
野間宏『暗い絵』『真空地帯』
椎名麟三『永遠なる序章』『美しい女』
梅崎春生『桜島』『ボロ家の春秋』『幻化』
武田泰淳『審判』『風媒花』『富士』
大岡昇平『俘虜記』『野火』『武蔵野夫人』『レイテ戦記』
田村泰次郎『肉体の門』
安部公房『壁』『砂の女』