哲学科
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 最近、「マインドフルネス」という一般向けの瞑想法が、アメリカの大手企業で研修に取り入れられ、日本でも流行の兆しが見られます。研究する学会や普及団体も作られていますが、これは元々原始仏教の修行法を現代的にアレンジしたものです。意図的に仏教色を省いています。いずれにせよ、古典の研究は、現代に活かせる点もあることが、とても興味深いと言えます。仏典で用いられているパーリ語やサンスクリット語という古典語の習得により、古典における知恵を学ぶことの魅力を紹介します。合田 秀行 教授 モダンアートを訳せば「現代の芸術」…ということになりそうですが、こういう訳語には収まりきらないものが、「モダンアート」にはあります。現代に制作されるすべての芸術が「モダンアート」ではありませんし、また、そもそも「芸術(藝術)」という漢字でくくることのできない広い意味が、「モダンアート」には含まれているからです。「モダンアート」の概念は、じつは、芸術が哲学化していったことと関係しています。この講義では、こうした芸術の哲学化の経緯を、皆さんとともに見て行こうと思います。高橋 陽一郎 教授 私たちには「心」があり、眠っているとき以外は、物が見えたり、音が聞こえたり、痛みを感じたりと、色々な経験をし、色々な「心の状態」をもちます。これは、物心ついてからずっと毎日起こっていることなので、そこには何の不思議もないと思われるかもしれません。しかし、現在われわれがもっている、世界についての科学的な理解と比べてみると、心(特に意識として現われる状態)の存在は、非常に不思議に見えてきます。そのことについて、お話しします。 平成29年度 オープン 模 擬 授 業丹治 信春 教授心の不思議現代に活かす仏教の知恵モダンアートの哲学●4

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