生命科学科
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Department of Biosciences4コケの葉緑体(1000倍)ナノバイオマシンの動きをイメージングする光学装置(手作り)ナノバイオマシンの動きと化学反応を同時計測した研究(2014年度 生物物理学会賞受賞)コンピュータの中でタンパク質や薬を操作する実験計算機支援創薬最近、水と二酸化炭素から有機化合物をつくる人工光合成への関心が高まっていますが、人工光合成によって食糧となる炭水化物を作れるでしょうか。植物の葉緑体で行われる光合成は太陽光エネルギーを使って得られるATPとNADPHによって駆動されるたいへん複雑な酵素反応システムですが、私たちはこのシステムを人工的に作ることが可能であると考えています。その実現を目指して、光合成に不可欠なATPとNADPHを人工膜や電気化学的手法を用いる生物模倣技術により作り出す研究をしています。この2種類の分子を酵素反応系に供給して光合成反応を制御できれば、炭水化物を試験管の中で作ることが可能になるでしょう。中里 勝芳 Katsuyoshi Nakazato 学位:博士(理学) 人工光合成私たちが走ったり物を持ち上げたりする時、筋肉が収縮します。このとき、筋肉のなかの生体分子モーターというタンパク分子(大きさは約10ナノメートル)が働いています。このタンパク分子は、人工機械とは全く違った原理で働いていると予想されています。私たちの研究室では最新の技術を使って、この小さな生物分子機械の働く仕組みを調べています。茶園 茂 Shigeru Chaen  学位:博士(薬学)ナノバイオマシン生命を情報科学(計算科学)の観点から眺め、複雑な生命現象を理論的に解き明かして行くことを目標としています。特に、計算機(コンピュータ)を用いて薬を創り出す研究を中心に行っています。膨大な数の薬の候補を、計算機による「シミュレーション」で絞り込み、有望な薬の候補だけを実際の実験で調べることで成功率と開発時間を短縮できます。さらには、より効果的な新しい薬をコンピュータ上で設計することも目標としています。このように、基礎医学・薬学に関する分野に特に力を入れ、生命科学と情報技術(IT)の両方を学ぶことが出来ます。末永 敦 Atsushi Suenaga 学位:博士(工学)

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