大学院 総合基礎科学研究科

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ポリシー
入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)
 地球情報数理科学専攻は,地球科学,情報科学,数学及びそれらが相互に融合した学際的分野に於いて,創造力と幅広い視野を合わせ持ち,社会に対して積極的に貢献できる有能な研究者・技術者・教育者を育成することを目的とします。

本専攻では,これまで人類が築いてきた知識,学問を継承,発展させるとともに,強い探究心,研究意欲をもち,社会の発展に貢献したいという熱意をもち続けられる学生を求めています。

 

具体的には,次のような学生の入学を希望します。

●英語能力を含む基礎学力を備え,真理探究のための不断の努力ができる学生

●常に広い視野をもち,知識の吸収,及び,創造する姿勢を有する学生

●コミュニケーションを通じて,異なる考え方を尊重できる学生

●研究者・技術者・教育者として社会への貢献を目指す学生

教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラム・ポリシー)
 地球情報数理科学専攻では,その教育理念に基づき,広い科学的学識及び専門知識を備えた教養人を育成するため,地球環境部門,情報科学部門,基礎数理部門の3部門を設置し,気水圏環境科学,地質科学,火山・地震学,環境情報,数理モデル,計算機数学,代数学,幾何学,解析学及びこれらの応用学問領域に重点を置いたカリキュラムを編成しております。

 

数理部門は次の方針に従ってカリキュラムを編成・実施します。 

1 解析学,幾何学,代数学の数理的知識を基礎として,社会の需要に応えられる人材の育成及び,数理統計的な手法によるファイナンス,リスク管理への数理的アプローチをなしうる人材の育成を目指します。

2 他大学との単位互換等による学生間の交流を積極的に行い,広い視野に立った教育・研究を目指します。

 

情報科学部門は,「自由創造」の基本理念に基づき,次の方針に従ってカリキュラムを編成・実施します。

1 情報技術に対する多様な社会的需要を積極的に取り上げた教育と研究を行うことにより,高度情報化社会の発展に寄与するのに必要な専門知識を身につけさせるとともに,自ら課題・問題を発見・解決する能力を育成します。

2 国内・海外の研究機関や産業界など多様な研究組織と緊密に連携し,最先端の情報技術を駆使して様々な研究課題に幅広く取り組ませることにより,豊かな独創性を備えながら,異なる考え方を受け入れられる能力を育成します。

 

地球環境部門では現場主義に基づき,次の方針に従ってカリキュラムを編成・実施します。

1 気圏・水圏環境科学,地質科学,火山・地震学,環境情報の広範な分野の融合した応用領域において,社会に要請に積極的に答えられる人材の育成を目指します。

2 広い視野に立ち,国内外の現場や他機関などと連携しながら,知識・学問とともに,新たな知識や創造ができ,異なる分野も含めてそれらを表現,発信できる能力を育成します。

修了の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)

 数理部門では次の能力を身に付けていることを学位授与の方針とします。

1 自然現象,社会現象に現れる諸問題を数学的に定式化し,それを数理的に分析,解析し,その結果を一般社会に明瞭に説明できる能力を身に付けていること。

2 抽象的な数学概念を理解し,さまざまな数学的知識を駆使し,独自の研究手法によって問題に対処できる能力を身に付けていること。

 

 情報科学部門では,次の能力を身に付けていることを学位授与の方針とします。

1 高度情報化社会の発展に寄与するのに必要な専門知識を身につけるとともに,自ら課題・問題を発見・解決する能力を身に付けていること。

2 豊かな独創性を備えながら,異なる考え方を受け入れられる能力を身に付けていること。

                                

 地球環境部門では次の能力を身につけていることを学位授与の方針とします。

1 地球及び地球環境について,広い視野に立ち専門的知識や自ら創造する能力を身に付けていること。

2 地球及び地球環境について,科学的な素養に基づき,問題解決能力やコミュニケーション能力を身に付けていること。

 

地球環境部門

博士前期課程

 地球各圏の相互関係及び地球を構成する物質の研究
 固体地球物理学,固体地球化学,地球物質科学,地質科学,水圏科学,気圏科学等の分野から現在の研究の流れを理解し,地球各圏の総合的な相互関係と地球を構成する物質の基礎研究を行います。

博士後期課程

 地球を構成する物質の研究に基礎を置くと同時に,地球各圏の相互関係の解明を目指します。固体地球及びシステムとしての地殻を探究する固体地球化学特別研究,流体地球及びシステムとしての気圏・水圏を探究する流体地球科学特別研究,地球環境を総合的にとらえる地球環境特別研究を行います。

基礎数理部門

博士前期課程

 数学の基礎的側面(代数,幾何,解析,確率統計等)の研究
 代数学,代数幾何,特異点論,位相幾何,解析学及び確率論,エルゴード理論,カオス理論などの分野についてそれらの手法を展開させて研究を行います。

博士後期課程

 情報科学,地球科学と関連させながら,基礎数学の側面から数理科学の発展を目指します。特異点,代数幾何,可換環論,凸多面体の幾何学等の相関関係から取り組む代数学特別研究,位相幾何,結び目理論,実特異点の幾何学等の相関関係から取り組む幾何学特別研究,エルゴード理論,フラクタル,力学系,さらには経済現象の相関関係から取り組む解析学特別研究を行います。

アクチュアリーコース

 アクチュアリー試験に対応した科目を学習する。
 確率論と数理統計の知識をもとに,生保数理,年金数理,損保数理の知識を身につけ,数理ファイナンスや株価データ解析などの実践的な知識を身につけることを目指します。また,社会保障的観点から年金を考えることも行います。

情報科学部門

博士前期課程

 情報数理,ソフトウェア科学とその応用に関する研究
 アルゴリズム論,計算量理論,グラフ理論,結び目理論,ソフトウェアシステム,フラクタルとカオスなどの情報数理とソフトウェア科学における様々な課題を研究するとともに,これらの自然現象や社会現象の解析への応用を研究する。

博士後期課程

 情報処理のモデルを厳密に定めて,情報処理の方法や情報の理論的分類を解明するコンピュータ科学特別研究,数理科学の観点から情報技術の発展を支える数理情報科学特別研究,多種多様な情報に対する多様な方法による特徴づけをするソフトウェア科学特別研究を行います。