推薦図書のご案内

地球に関心のある受験生の皆さんのために学科スタッフがお薦めの本をご紹介します。

世界遺産にも登録された「富士山」をいろんな角度で見つめた本。 地球システム科学科(地球科学科の前身)教員全員で執筆しました。

『富士山の謎をさぐる』日本大学文理学部地球システム科学科教室編
築地書館株式会社 2,520円

富士山の地球科学と防災を中心に、富士山のすべてを多くの方々にわかりやすく知っていただくことを目的としてまとめられたものです。富士山の生い立ちや噴火現象だけではなく、気象、水、富士山周辺の土地利用、土壌やその生み出す農産物、富士山ハザードマップまで、富士山に関する最新の知識を幅広く盛り込んであります。

推薦図書

『地球の歴史としくみ』 山賀進 (著) ベレ出版 2010年12月
地球の形成から現在の姿になるまでの地球史と現在の地球内部の活動について、幅広い分野について基礎から最新の成果まで総合的にわかりやすく解説しています。
『温暖化と自然災害-世界の6つの現場から』 平井 幸弘、青木 賢人、日本地理学会災害対応委員会 (編)古今書院、155頁、2009年9月
ハリケーン・カトリーナによる災害、バングラディシュにおける洪水、モルディブ諸島の環礁、パタゴニアの氷河縮小、モンゴルの永久凍土、中央アジアの環境問題、と世界の6つの地域の災害・環境問題を紹介しています。
『日本の気候 I ―最新データでメカニズムを考える』 吉野正敏 (監修)、気候影響・利用研究会 (編)、二宮書店、2002年11月
気候の分布とその支配要因、気候変動に重点を置いて、専門分野を分担してわかりやすくまとめあげたものです。気象・気候学、気象予報士を志す皆さんには是非ご一読いただきたいと思います。巻末の気圧配置ごよみ(1981~2000年)も有効利用してください。
『日本の気候 II ―気候気象の災害・影響・利用を探る』 吉野正敏 (監修)、気候影響・利用研究会 (編)、二宮書店、2004年11月
極端な気象から生ずる「災害」、気象気候がもたらす様々な影響・利用面に焦点をあてて、それぞれの視野から明快に解説したものです。ヒートアイランドなど都市気候にも詳しい記載があります。特に気象災害発生時に過去の事例と比較する際に役立つでしょう。
『日本の自然災害 1995~2009年 ―世界の大自然災害も収録』 萩原幸男(監修)、日本専門図書出版会、2009年7月
各界で研究活動を続ける学内外の研究者が、世界の地震災害・火山災害・気象災害などの実例を要因を含め詳しく解説しています。リモートセンシング画像による災害前後の比較も充実しています。高価な書籍ですので、図書館や学科閲覧室でご覧ください。
『不都合な真実』 アル・ゴア (著)、 枝廣 淳子 (翻訳) ランダムハウス講談社 2,940円
本書はノーベル平和賞受賞者で元アメリカ副大統領のアル・ゴアが世界各国で行った地球温暖化に関する講演結果に基づいた普及書です。同名映画と対をなしますが、写真、図、グラフを中心に地球温暖化の実態、背景、将来予測について非常にわかりやすく説明してあります。特に、最新の衛星解析画像を使い、温暖化の影響の実態や予測について説明してあるところが特徴の一つです。
『気象ブックス』 成山堂書店 1,600円
現在までに11巻ほど出版されています。数冊紹介しますと、 (1) 気象の遠近法 (2) 局地風のいろいろ (3) ヤマセと冷害いずれも気象・気候学とその周辺分野のおもしろさが著されています。これらのうち興味のあるテーマの図書を1冊選び読んでみてください。
『謎解き・海洋と大気の物理―地球規模でおきる「流れ」のしくみ』 保坂直紀 ブルーバックス 1,029円
数式を全く使わずに、気象学と海洋学の本質を分かりやすく解説してくれています。
『水資源の科学』 鹿園建直 (著)、オーム社 2500円+税
本書は日本列島各地の水、特に飲料水を取り上げ、その水質・水質形成の特長、地質との関わり、環境汚染との関わりなどについて、図表を参照しつつ科学的に解説を行った水資源についての入門書です。この本の特色は日本の水資源の水質についてプレートテクトニクスというグローバルな視点から論じた点にあります。地下水や地質を学ぶための教科書として活用するのみならず、この書を通して学術分野を横断して進められる水質研究の面白さを感じて欲しい。
『地球の水が危ない』 高橋裕 岩波新書 735円
21世紀に不足する資源の第一は「良質で安定した水」であるとされる今日、水質汚染と渇水・洪水に代表される水問題の解決は、今日の国際社会が抱える重要課題と言えるでしょう。日本の国土の特異な水事情を振り返り、湯水のごとく使い水に流すことの意味を世界的な視野から改めて考える上で、本書は多くの示唆を与えてくれます。
『それでもピサの斜塔は倒れない-知れば誰かに話したなる地中のこと』 応用地質株式会社編 幻冬舎 1,365円
地面の下って実生活ではあまり意識しないものですね。ところがどうして、面白いのです。この本では地盤の不思議さ・大切さを経験豊かな民間の地質調査会社がわかりやすい言葉とイラストで解説しています。地球のお医者さん「ジオドクター」が登場して地中旅行を案内していきます。地中旅行の見どころは、①日本の地質は世界一珍しい!?、②ピサの斜塔が倒れない秘密が明かされる!!、③地震のすべてがわかる!あなたの命もこれで助かるかも!?、④地下汚染のすべてがわかる!!、⑤安全な地中旅行はジオドクターが請け負います。軽快なタッチなので面白さに引き込まれてどんどん読み進んでしまいます。
『Q&A日本は沈む? 地震・火山と防災』 山岡耕春 (著) 理工図書 1,400円
草彅剛、柴咲コウ、豊川悦司など豪華キャストでも有名なSF映画「日本沈没」2006年度版、皆さんはご覧になったでしょうか?科学監修の立場で製作に携わった火山物理学者が、映画を見た人々の疑問にインターネットのQ&Aコーナーで丁寧に答えたものが本になりました。いくつか質問を挙げると、「日本は最終的には沈むのですか?」「温暖化による海面上昇で日本が沈没しませんか?」「富士山が噴火する可能性は」「地震は本当に予知できるのですか」「映画の田所先生のような地球科学博士になりたいのですが」・・・回答が気になりますね?「日本沈没」のDVDもあわせて御覧になるとさらに面白いですよ。
『デジタルブック最新第四紀学』 日本第四紀学会50周年電子出版編集委員会 (編)、日本第四紀学会、CD-ROMと冊子、2009年12月
地球史の最後の時代、現在と未来につながる第四紀という時代とその研究成果を97の項目にわたって115名の著者が分担執筆したもので、日本第四紀学会の総力を結集した必携のものです。
『極圏・雪氷圏と地球環境』 遠藤邦彦・山川修治・藁谷哲也 (編著)、二宮書店、254頁、2010年3月
2007年10月に地球システム科学科が主催して行った同名のシンポジウムを基に、著名な執筆陣を加え、18項目にわたり極圏・雪氷圏と地球環境について学際的に扱ったものです。地球温暖化に直面する雪氷圏の実態「真の姿」を知ることができます。

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●他にも以下のような図書もおすすめです。

  • 『山はどうしてできるか ダイナミックな地球科学入門』 藤岡換太郎 (著) ブルーバックス 2012年1月刊
  • 『四季の地球科学 ―日本列島の時空を歩く』 尾池和夫 (著) 岩波新書 2012年7月刊
  • 『地名に隠された「東京津波」』 谷川彰英 (著) 講談社+α新書 2012年1月刊
  • 『図解・気象学入門 原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図』 古川武彦・大木勇人 (著) ブルーバックス 2011年3月刊
  • 『地図の科学 なぜ昔の人は地球が楕円だとわかった? 航空写真だけで地図をつくれないワケは?』 山岡光治 (著) サイエンス・アイ新書 2010年10月刊
  • 『破局噴火-秒読みに入った人類壊滅の日』 高橋 正樹(著) 祥伝社新書 2008年刊

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