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韓国・朝鮮語学習案内
Korea

【韓国・朝鮮語の利用範囲】

■使用国・地域・使用者数
韓国・朝鮮語は、主に大韓民国と北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)で使用されている言語です。韓半島全域と済州島を含む韓半島周辺の島嶼地域を中心とするほか、在日・在米・在欧韓国(朝鮮)人も用いており、中央アジアの旧ソ連地域、東南アジア、中東、アフリカ地域にも韓国・朝鮮語話者がいます。また中国北東部の延辺地域では、朝鮮族が公用語としても使用しています。2010年12月の韓国外交通商部の資料によると、全世界で韓国・朝鮮語を第一言語(母語)または第二言語として使用している人の数は韓国約5000万人、北朝鮮約2000万人、海外約720万人、合わせて約7720万人と推算されています。世界の言語の中で使用者数は世界13位になります。

■利用の多い分野
韓国・朝鮮語は、近年の韓流(ハンリュウ)ブームの影響で、日本や中国、東南アジアでも親しまれるようになりました。日本ではポップス・ドラマ・映画関連用語、料理・食品名、美容関連用語などが特に知られています。歴史的には日本の地名や古代文化に関連する用語の中にも、韓国・朝鮮語の影響があるとされています。

■韓国・朝鮮語の特徴、近縁言語
韓国・朝鮮語の基礎的要素がどのような系統に属しているかについては、まだ明らかにされていませんが、19世紀から20世紀にかけて言語系統に関するいくつかの仮説が発表されました。例えば、ウラル・アルタイ語族説、日本語・中国語・アイヌ語・ドラヴィダ語諸語と結びつける説、インド・ヨーロッパ語族にまで結び付ける試みもありました。現在は「母音調和」と「文法的膠着性」という特徴から、アルタイ系統説が有力視されています。
近縁言語としては、日本語が挙げられます。日本語とは早くから同系説が唱えられ、文章の構造の類似性から姉妹語とも言われています。日本語とは語順がほぼ同じで、単語や文法など、言語的によく似た特徴がたくさんあり、日本人にとって最も学びやすい外国語と言われています。

■表記について
韓国・朝鮮語は、固有の文字であるハングルと漢字を混用して表記します。古代朝鮮には固有の文字が無く、中国の文字(漢字)を借用していましたが、漢字が読めない民の不便さを不憫に思った朝鮮時代の第4代王世宗によって、1443年(世宗25年)12月に「訓民正音(民を訓える正しい音)」28字(母音11字、子音17字)が創り出されました。その3年後の1446年(世宗28年)9月に「訓民正音」28字を創り出した趣旨およびその解説書である『訓民正音』が公布されました。訓民正音とは、文字の名称でもあり、本の名称でもあります。『訓民正音』によると、母音は東洋の易学思想に依拠し、天・地・人の形を象って創り、子音は発音器官の形を象って創ったとされています。「訓民正音」は28字でしたが、一部が消失し、現在は1933年10月29日朝鮮語学会(現ハングル学会)が制定・発表した「ハングル正書法統一案」に基づいて母音10字、子音14字が使用されています。

子音 :14字

母音10字

ハングルとは、近代に入ってから使われるようになった名称で、「偉大なる文字」という意味です。

 

【韓国・朝鮮語を学ぶために】

■発音について
韓国・朝鮮語の発音は、子音と母音の弁別、音節構造と音節数、韻律資質、音韻変動に対する知識が重要です。日本語にない子音と母音やパッチム(終声)や、「頭音法則」「末音法則」「母音調和」「同和規則」「濃音化現象」「音の添加」などの音韻規則などがありますが、入門段階から丁寧に発音練習をすれば、正しい発音ができるようになります。日本人には比較的発音しやすい言語と言えます。

■文法について
韓国・朝鮮語は系統的にはアルタイ語族に属しているとされ、形態的には語根に派生接尾辞や語尾がついて単語を成すという添加語(膠着語)の特徴があるとされています。
文法的特徴を以下のように大別することができます。
(1)語頭に来る子音の制約がある。
(2)母音調和現象がある。
(3)実質形態素に助詞や語尾のような文法形態素がついて、文法的機能を果たす添加語的な特性がある。
(4)補助動詞が本動詞の後に来る。
(5)修飾語が被修飾語の前に来る。
(6)語順が主語+目的語+叙述語になる。
(7)関係代名詞、冠詞、前置詞などがない。

■語彙について
韓国語の語彙体系は、純粋な固有語と漢字語、そして借用語の三つに大別することができますが、純粋な固有語の単語より、漢字語の単語が多く、語彙の約7割が漢字語とされています。そして現在でも漢字語が固有語の単語より格が高いとされ、漢字語を使うことを好む傾向があります。
漢字語が多い理由は、古代から中国の影響を受けていたことです。韓民族は話し言葉としては固有の言語を持っていましたが、書く時には漢文を用い、話し言葉と書き言葉が一致していませんでした。その結果漢文的要素が国語に多く交じるようになりました。漢字が文字として使われ始めたのは、三国時代(新羅・高句麗・百済)からだとされています。
純粋な固有語には、色、味、感じ、擬声語、擬態語などの感覚を表す用語が豊富です。
借用語は各時代によって文化接触の様相を反映しており、高麗時代にはモンゴル語から、朝鮮王朝時代には主に中国語から、20世紀に入ってからは近代化の過程において欧米語や日本語から借用しました。現代には漢字語以外に特に欧米からの外来語も多く、日本語からも「~的」、「~主義」、「~化」などの派生語(例:希望的、民主主義、世界化など)がたくさん入っています。
日常生活で多く用いられる「基本語彙」には1音節の単語も少なくありませんが、多くの単語は多音節語、特に2音節語です。地名の場合、漢字名であれば2字が基本です。

 

【韓国・朝鮮語の学習リソース】

参考書
●文法書
白峰子著・大井秀明訳『韓国語文法辞典』2004年、三修社
●練習問題

■辞書
●紙の辞書と電子辞書
韓日辞書:
ポータブル韓日・日韓辞典(三修社)
コスモス朝和辞典(白水社)
例解新韓日辞典(三省堂)
プライム韓日辞典(斗山東亜社)
日韓辞書:
エッセンス日韓辞典(民衆書林)
エリート日韓辞典(時事英語社)
エリート日韓辞典(時事英語社)
プライム日韓辞典(斗山東亜社)
エッセンス日韓辞典(民衆書林)
平成新編日韓辞典(国書刊行会)
例解日韓辞典(三省堂)
電子辞書:
Ex-word XD-H7600 (CASIO)

●推薦辞書リスト

■ラジオ・テレビの韓国・朝鮮語講座
●NHKラジオハングル講座
「まいにちハングル講座」
ラジオ第2 放送:月~金曜日 午前8:00 ~8:15
再放送:月~金曜日 午後1:20 ~1:35
再放送:日曜日 午後2:30~3:45(5日分をまとめて放送)
「レベルアップハングル講座」
ラジオ第2放送:月~金曜日 午前10:45~11:00
再放送:月~金曜日 午後1:35~1:50/午後11:00~11:15
●NHKテレビハングル講座
「テレビでハングル講座」
Eテレ(教育テレビ)放送:月曜日 午後10:00~10:25
再放送:土曜日 午前6:00~6:25
「テレビでハングル講座」のコーナー『2PMのワンポイントハングル』
放送:木曜日 午後10:20~10:25
再放送:土曜日 午後10:50~10:55
再放送:日曜日 午前8:55~9:00

■韓国・朝鮮語の学校

■インターネット上の有用なサイト・ ポッドキャスト

■知っておくと便利なアドレス
●韓国大使館
http://jpn-tokyo.mofat.go.kr/worldlanguage/asia/jpn-tokyo/main/index.jsp
●駐日韓国文化院
http://www.koreanculture.jp/