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ドイツ語学習案内
German

【ドイツ語の利用範囲】

■使用国・地域・使用者数
ドイツ語は、ドイツ、オーストリア、リヒテンシュタインの公用語であり、スイス、ルクセンブルク、ベルギーでは公用語の一つとして、またデンマークやイタリアでは地域語として認められています。ドイツと国境を接するフランスのアルザス・ロレーヌ地方では、言語史的背景のもとでドイツ語の方言も使用されています。また、かつての移民先である東欧、ロシア、アメリカ、ブラジルにもドイツ語話者のいる地域があります。このほかアフリカ大陸にもドイツ語を話す人々がいます。
ヨーロッパの中で、ドイツ語を第一言語(母語)または第二言語として使用している人の数は約9200万にのぼります。この数は、フランス語や英語を含め23あるヨーロッパの公用語の中で最大のものです。全世界でも一億一千万人のドイツ語使用人口があります。

■利用の多い分野
上記のようにドイツ語はヨーロッパで最も使用者の多い言語で、EU諸機関の公用語及び作業語として重要な地位にあります。日本語では歴史的に医学、スポーツの分野でドイツ語からの借用語が特に多くみられます。

■ドイツ語の特徴、近縁言語
ドイツ語は、デンマーク語・スウェーデン語・ノルウェー語といった北欧の国々の言葉や、英語・オランダ語などからなる言語グループ、ゲルマン語族に属しています。このうち特に英語とオランダ語とは兄弟関係にあり、単語や文法など、言語的によく似た特徴がたくさんあります。

【ドイツ語を学ぶために】

■発音について
基本的にローマ字読みなので、日本人には比較的発音しやすい言語と言えます。アクセントは基本的に単語のはじめに付きます。つづり字と発音の関係には、例えばつづり字schは[ʃ](日本語の「シュ」に近い音)と発音する、などドイツ語に特徴的なものもいくつかあります。

■表記
英語にはないドイツ語のアルファベットとして、ウムラウト「̈」のついたä、ö、üが挙げられます。これらは元来a、o、uの文字の上にeという文字が乗っていたもので、発音は[ɛ](「ア」の口の形で「エ」という)、[ø](「オ」の口の形で「エ」という)、[y](「ウ」の口の形で「イ」という)となります。このほかドイツ語に特徴的な文字として ß(エスツェット)があります。これはつづり字ssと使い分けがあるのですが、どちらも[s]と発音されます。

■文法について
基本事項のうちここでは動詞の形の特徴と、文を作る際の動詞の位置について紹介します。
(1) 動詞には主語の人称によって異なる語尾が付けられます。
  (例)動詞lernen (学ぶ)の場合:ich lerne 私は学ぶ
                     du lernst 君は学ぶ
                     er lernt 彼は学ぶ
(2) 平叙文を作るときのポイントは、語尾の付いた動詞を文の2番目に持ってくることです。
   (例) Er lernt Deutsch. 彼はドイツ語を学んでいます。(Deutschドイツ語)
(3) 疑問文は、動詞を文頭に移動させるだけで完成です。(英語のdo/doesのような助動詞を使いません。)
   (例) Lernt er Deutsch?  彼はドイツ語を学んでいますか?
なお疑問詞(wannいつ、woどこ、wer誰、was何、など)を伴う疑問文では、疑問詞がさらに動詞の前に出ます。
   (例) Was lernt er? 彼は何を学んでいますか?

■語彙について
ドイツ語はゲルマン系言語ですが、歴史の流れの中で、ラテン語やギリシャ語、フランス語など外来語の影響を受けてきています。現代は特に英語からの影響が顕著です。日本語からも、「盆栽」、「酒」、「着物」などから最近では「ビジュアル系」といった単語も取り入れられています。
ドイツ語の性質の一つとしてこのほか造語を作りやすいということが挙げられます。比較的自由に単語をつなげて長い単語を作ることができるのですが、これによって一つの単語の持つ情報量が大きくなります。よく例に挙げられる単語を一つ紹介しますが、もともとの単語のつながりがわかりやすいように斜線を入れておきます。
Donau/dampf/shiff/fahrts/gesellschaft  ドナウ汽船組合

【ドイツ語の学習リソース】

■参考書
●文法書
「コレクション・ドイツ語」(全8巻)白水社:
 (1)入門 (2)初級 (3)話す (4)聞く (5)読む (6)書く (7)基本単語 (8)文法
「(詳解)ドイツ語文法」在間進.大修館書店.
「読んでわかるドイツ語」橋本郁雄・伊藤真.同学社.
「素朴なぎもんからわかるドイツ文法」高田博行.郁文堂.
「必携 ドイツ文法 総まとめ」中島悠爾・平尾浩三・朝倉巧.白水社.

●練習問題
「トレーニング・ドイツ語」中島悠爾・平尾浩三・朝倉巧.白水社.

■辞書
●紙の辞書と電子辞書
●推薦辞書リスト
独和辞典:
アクセス独和辞典(三修社)、アポロン独和辞典(同学社)、クラウン独和辞典(三省堂)、
新マイスター独和辞典(大修館書店)、独和大辞典(小学館)

和独辞典:
現代和独辞典(三修社)、新コンサイス和独辞典(三省堂)、郁文堂和独辞典(郁文堂)

独和・和独辞典:
デイリーコンサイス独和・和独辞典(三省堂)

■ラジオ・テレビの講座
NHKラジオドイツ語講座
 まいにちドイツ語 入門編(月・火・水)、応用編(木・金)
  NHKラジオ第2放送 7:00-7:15  再放送15:15-15:30
 アンコール まいにちドイツ語 入門編(月・火・水・木)、応用編(金)
  NHKラジオ第2放送 11:30-11:45

NHKテレビドイツ語講座
 (火)午後11:25~11:50 再放送(火(翌週))13:30~13:55

■語学学校
ゲーテ・インスティトゥート

■インターネット上の有用なサイト・ポッドキャスト
ドイツネット
(ドイツ、オーストリア、スイス等から来て日本に住んでいる人たちと、ドイツに興味を持つ日本人のコミュニティ。イベント情報も掲載。)
ニュースダイジェスト
(ドイツのアクチュアルなニュースと情報を日本語で読める。)
ドイツの新聞『Frankfurter Allgemeine Zeitung』の電子版

■知っておくと便利なアドレス
●ドイツ連邦共和国大使館
http://www.tokyo.diplo.de/Vertretung/tokyo/ja/Startseite.html
オーストリア大使館
http://www.bmeia.gv.at/jp/botschaft/tokio.html
スイス大使館
http://www.eda.admin.ch/eda/ja/home/reps/asia/vjpn/embjpn.html

●ドイツ学術交流会
http://tokyo.daad.de/wp/category/ja_news/
ドイツ語学文学振興会
http://www.dokken.or.jp/
ドイツ文化センター東京
http://www.goethe.de/ins/jp/tok/deindex.htm

●日本大学との提携大学:ベルリン自由大学,ヨハネス・グーテンベルク大学(マインツ)