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文理学部は、「よりよい授業」を目指して、1999年から教員を中心とした組織であるFD委員会を設けて活動を続けています。「FD」ということばは一般には、あまり馴染みのないものかも知れません。これは、Faculty Developmentの頭文字をとったもので、「授業改善」などと「翻訳」されることが多くあります。FD活動の内訳にはさまざまなものがありますが、煎じ詰めれば「よい授業」をめざしていろいろな改善努力を教職員一丸となって行っているということに尽きます。この活動は、現在では多くの大学で取り入れられてきていますが、文理学部ではもっとも早い時期に教職員組織として活動を始めており、全国に例を見ない充実したTA(Teaching Assistant)/SA(Student Assistant)制度の運営・管理などで注目を集めています。
文理学部を特色づける活動として、「FD活動や授業改善などに対する補助金」があります。これは、文理学部の専任教員がFD活動や授業改善活動などに取り組む際に必要となる諸経費を大学が負担し、その活動を支援することを目的としたものです。この補助金制度を用いて文理学部の学生にふさわしい独自の教科書づくりや、新しい授業形式の模索、授業成果の刊行やウェブサイトへのアップなどが行われています。この補助金を用いて「よりよい授業」をめざした新しい試みが行なわれ、日々の授業に反映されています。
文理学部では、TA(Teaching Assistant)およびSA(Student Assistant)制度を導入しています。TA制度は、実験や演習等の授業において専門的知識を持つ大学院生が教育的補助を行う制度であり、SA制度は、高度なスキルを持つ学部生がコンピュータ科目等で学生の補助をする制度です。教員以外の補助者の存在は、より質の高い教育を提供できることになり、授業を受ける学生の満足度も上昇しています。また、実験・演習科目はもちろんのこと、文理学部では独自に大教室における授業や留学生のための日本語授業等にも本制度を導入し、さらにTA・SAに対し4月にガイダンスを実施するなど、より良い授業環境が実現するよう模索しています。
文理学部には160台のノートパソコンを設置した教室から50台のデスクトップパソコンを設置した教室が用意されています。これらの教室において、1人1台ずつ実際に操作を行いながら授業を行う科目がコンピュータ科目を中心に数多く開講されています。コンピュータ機器の利用については受講学生の習熟度により授業理解度に差が生じることや突然の機器動作不良が発生することがあります。FD委員会ではこのようなコンピュータ科目に対してTAおよびSAを配置し授業支援を行い、授業理解度の向上を図っています。さらにこれらのTA・SA制度に関しては受講生からアンケート収集をe-Learningシステムを用いて行い毎年フィードバックにより充実した制度作りを行っています。一方授業担当者やTA向けにe-Learningシステム、学内情報機器の取り扱い方法や効果的な利用方法に関する講習会や優れた授業改善手法への協力など、授業担当者側への協力も委員会として行っています。
FD委員会では毎年、文理学部の授業環境の改善や教育技術の向上・支援などを推進するため、他大学でFDに携わる教職員・専門家を招いて「FD講演会」を実施しています。他の大学におけるFD活動の現状を知ることにより、文理学部のFDを組織化・推進するための問題点や課題を検討しています。いわば、教職員にとってのよりよい授業のための勉強会です。また、文理学部の教職員を対象とした「FDカフェ」も開催しています。これは、名前が示すとおり研究会・勉強会といったものよりも、もっとざっくばらんに、よりよい授業のためにはどのようにしたらよいか、などについて語り合う場として設けているもので、有意義な情報交換の機会となっています。
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