学部生の方へ  

海外語学研修

海外語学研修ビデオ

 

PILGRIMS  AT CANTERBURY

  イギリス南東部にあるカンタベリーの町は、「イングランドの庭」と呼ばれるケント州にあります。この町は何よりもまず、イギリス南方キリスト教の総本山であるカンタベリー大寺院(Canterbury Cathedral)があることで知られています。そこは1170年に大司教トマス・ア・ベッケト(Thomas a Becket) が殉教した地としても有名で、イギリス文学史のはじめに出るジェフリー・チョーサー(Geoffery Chaucer)の書いた『カンタベリー物語』(The Can-terbury Tales)  という作品からも町の名はよく知られています。中世の頃、毎年4月になると、多くの巡礼たちがこの町を訪れ、霊験あらたかな聖トマス・ア・ベケットの墓に詣でるという時代背景をもとに、詩人チョーサーは30人の巡礼たちをこの物語に登場させ、それぞれに大変に面白い「お話(tale)」を彼らに語らせました。
  ところで、現在も夏になると、このカンタベリーに、現代の巡礼たちが集まってきます。しかし集合する場所は大寺院ではありません。大寺院を遙かに見下ろす小高い丘に建つ広大なケント大学のキャンパス。ここに世界中から、多くの一般の人たちが集まって、様々なセミナーに参加するのが恒例となっています。参加者たちは大学内では「巡礼(pilgrim)」と呼ばれます。現代の「巡礼たち」は、ケント大学に3週間滞在しながら、大学主催の各種授業、たとえば経済学、政治学、民俗学、教育学、文学、心理学、芸術、科学など、いろいろなセミナーに出席して、充実した夏のひとときを過ごします。そして、ケント大学が提供する最大の機会が、英語圏外からやってくる世界中の人たちに開かれた「英語研修(seminars in  English) 」です。本学で毎年行われている「海外語学研修」も、ケント大学の語学部門(Language Unit)の提供するプログラムの一つで、これは本学とケント大学との協定の上で実施される、本学の学生だけを対象とした英語の特別セミナーです。このセミナーの最大の目的は、本場イギリスの英語に接することで、英語力を向上すること。これは学科を問わず、世界言語となっている英語の力を増強する、絶好の機会です。

UNIVERSITY OF KENT AT CANTERBURY (UKC)

 ケント大学は、イギリスでは New Universityと呼ばれる、戦後生まれの新しい大学ですが、1989年にヨーロッパの大学ベスト20に選ばれたことからもわかるように、世界的に高い評価を得ている大学です。しかもその学部構成は、私たち文理学部とほぼ同じく、文系・社会系・理系からなっており、本学部の学生が学ぶには最適の環境です。
  日本大学文理学部がこのケント大学と学術交流などの協定を結んで、はや10年を過ぎ、夏の海外語学研修もすでに2007年は12回目となります。
 ケント大学は、カンタベリーの東西二つの駅から、バスでおよそ10分行った、小高い丘の上にあります。裏道を通って歩いて行くなら、およそ30分かかって街の中心地に出ることができます。ケント大学の敷地は文理学部の十数倍にもあたろうという広さで、そこに建物ごとに学部が分かれています。各建物にはニュートン、エリオット、ダーウィンなど著名な科学者の名前が付けられています。さらにそれぞれの学部には学生寮が完備していて、例年、本学の語学研修では、そのうちのダーウィン・コレッジ(Darwin College)の学生寮を使っています。また授業はLanguage Unitのある建物で行うことになっております。寮の生活は個室で、そのため、ふだんの生活も授業も、いずれも「快適」というのが、これまでの参加学生諸君の感想です。

 SEMINAR AT UKC

  セミナーは参加者の数を均等に分けて、一クラス10人から15人程度の編成で行われます。授業は、英語の基本的な学力向上のための授業と、自主的な研究課題を立てて、自分たちでその課題に向けて勉強する「プロジェクト・ワーク」と呼ばれる時間からなっています。
  すべての授業はLanguage Unit所属の専任教員が担当し、3週間の時間割りの構成、および授業進度なども、ケント大学側で責任をもって当たります。例年、月曜日から金曜日まで、朝9時から午後3時すぎまで、途中の休憩をはさんで一日中授業が行われます。その間、使われる言語はもちろん英語のみであることは言うまでもありません。午後の「プロジェクト・ワーク」では、カンタベリーの町に出かけて、課題について調べることもあります。また、土曜日は休日(day off)で、この日にロンドンやブライトン、またフランスのカレーなどへの小旅行が計画されています。最後の土曜日には例年、大学からバスで1時間ほどにあるリーズ城(Leeds Castle) の見学に出かけます。これらすべてのプログラムも、ケント大学で用意しています。日曜日は、学生諸君の自由行動の日で、これを利用して様々な計画を立ててイギリスをエンジョイすることもできます。
 これまでこのプログラムに参加した学生諸君の感想は、「得難い貴重な機会だった」「すばらしい夏の思い出」「英語の能力が向上した」「英語圏での生活により英語が身近になった」など、いずれも、参加して大変に有意義だったというものばかりです。もちろん研修はかなりハードな毎日で、決して楽な日々ではありません。しかし、「苦労なくして利益なし(No pains, no gains.) 」実際に体験してみないことにはこの大学で学ぶ良さはわかりません。まずは、イギリスの大学で学んでみる、生活してみる、これが海外語学研修の最大のメリットです。

A GOOD CHANCE TO TURN OVER A NEW LEAF

   一年間など長期の留学では、経済的な負担や時間的な問題も多々ありますが、3週間の短期留学では、それなりの成果と有効な時間の活用が可能です。また、日常生活の習慣化に陥ってしまい、日頃の学生生活がともするとマンネリになりかけている人にとって、ケント大学での一か月の研修生活は、「新たなページを開く(turn over a new leaf)」大変よい機会です。しかもこのプログラムは大学の正式科目として単位の認定もされています。
 現在、英語の力(competence in English)はますます要求され、世界では(英語圏はもちろんアジアでも)英語を使って生活し、仕事をすることが、ほぼ当り前となりかけています。そのため大学で英語を学ぶことの意味も、かつてとは一変し、世界に通用する英語力をつけることが求められています。もちろん、日頃の英語の授業、英語の学習が第一ですが、同時に、このような機会にイギリスの大学で「本場の英語」に接するということは、大学時代の貴重な経験となるでしょう。"Knock, and it shall be opened." この言葉は、いつの時代にあっても、何よりもまず若者に向かって言われた言葉ではないでしょうか?

海外語学研修(英語)募集概要

研修期間 毎年7月下旬~8月下旬
研修場所 ケント大学 (英国・カンタベリー)
募集人員 40名
応募資格 ① 現在本学部正規生1~3年次。
② 一定水準の英語の学力を有し健康状態が良好な者
担当者 本学部教員2名
宿舎 ケント大学の学生寮(個室  )
募集期間 毎年12月中旬~1月下旬
費用 約550,000円

 

  

 







〒156-8550 東京都世田谷区桜上水3-25-40
TEL  03-5317-9709  FAX 03-5317-9336 
inf-engl@chs.nihon-u.ac.jp