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酒井和代さん

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酒井和代さん

異文化の中で、人生の土台を築いた大学時代。今だからできることに、打ち込む大切さを学びました。

酒井和代さん

私がはじめて中国を訪れたのは、高校1年生のとき。東京都の主催する「東京都青少年洋上セミナー」への参加がきっかけでした。正直、中国という国にそれほどこだわりはなかったんです。セミナーに参加したのも「外国に行ってみたい」という憧れから。だから現地の人たちと話が通 じたときは、うれしかったですね。遠くに感じていた“外国”が、ぐんと身近になった瞬間でしたから。

2度目に中国の地を踏んだのは文理学部に入学後。1年生の春休みに、2ヶ月間ほど北京語言学院(現:北京言語学院)に留学しました。でも、北京の文化や歴史遺産にあまり触れることなく帰国してしまって。何かとても大切なことをし忘れたのではないか……。そうスッキリしない気持ちを抱えていたところ、中国政府奨学金留学生試験への挑戦を大学の先生から打診されたんです。

試験にパスして北京大学で学ぶことになった私は、研究活動はもちろん、現地の文化を体感するために、広大な北京の街をくまなく回りました。また、中国人家庭を訪問するなど、現地の方とも交流を深めましたね。もちろん北京大学の留学生仲間とも。イタリア人やスイス人、タイ人、スロバキア人、スリランカ人……。国籍の違う友人たちとの交流からは、本当にたくさんのことを学びました。

北京大学で得た仲間とは、今でも交流が続いています。また、「お客様」として彼らの活躍を知ることも。私の勤める『東方書店』は、中国関係の書籍の企画制作や中文書籍の輸入販売を行う出版社。私は定期刊行物のオーダーに関する業務を担当しているため、仕事中に北京大学の同窓の名前を見かけることも少なくないんです。そんなときは、彼らの活躍をうれしく思うと同時に、当時の記憶がよみがえりますね。

酒井和代さん

今、北京大学に行っても同じような感じ方はできないと思います。異文化に触れ、友人と語り、大いに学ぶことは、当時の私だからできたこと。今やるべきことに懸命にとりくむ大切さは、留学で学んだ最大の収穫だと感じています。みなさんも、学生時代だからできることに、貪欲に挑戦してください。その経験は、きっとあなたの一生を支える確かな土台になるはずですから。

もっと聞きたいことを、酒井さんに直撃QUESTION!

Q. 中国語の勉強は、いつから始めたのですか?
A. 中学生2年生のときに、何か語学を身につけようとフランス語やスペイン語、ドイツ語、中国語の勉強を始めたんです。でも、だんだんと飽きてしまって(笑)。でも、なぜか中国語だけは続いたんです。相性がよかったのかもしれませんね。
Q. 青少年洋上セミナーでは、どんな場所を訪れたのですか?
A. 北京や上海、天津など中国の主要な都市を訪問しました。また、北京市では政府主催の宴会に招かれたことも。仲良くなった現地の方とは、帰国後も文通などで交流を深めていました。
Q. 文理学部入学後は、中国語の勉強一筋だったのですか?
A. 実は洋弓(アーチェリー)部で女子リーダーをつとめていました。2部リーグの優勝も果たしたんですよ。長い留学生活を乗り越えられたのも、洋弓部で培った粘り強さに支えられたから。勉強に関しては、あまりまじめな学生ではなかったですね(笑)。
Q. 酒井さんにとって、中国は特別な存在ですか?
A. この国と深い縁ができたことは、幸運な偶然から。でも、仕事を通じて日本と中国を結ぶお手伝いができることが、今はとてもうれしいですね。ときどき雑誌を購読している顧客の方から、「私、中国が大好きなの。いつも楽しみにしているのよ」なんて声をかけられると、つい頬がゆるんでしまいます(笑)。

酒井さんの学生時代の姿をチェック!

酒井和代さん

まず左上の写真は北京大学の正門の前で。現地の一番古い友人と撮影したものです。その下の写真は、北京大学の構内。入学シーズンの活気ある大学の雰囲気を感じていただけると思います。その下は北京大学の寮のルームメイト。彼女はスイスからはるばる学びに来ていました。その下は、留学生仲間とのパーティー。みんな国籍はさまざま。とても国際色豊かな環境でした。

右上の写真は天安門広場に、はじめて自転車で“乗りつけた”ときのもの。風景に溶け込んでいませんか?続く写真は紫禁城の通路。有名な映画のワンシーンに使われた場所です。その下の写真は“老舎”が晩年過ごした家を訪ねたときのもの。ご家族の方ともお話することができました。最後は洋弓部の仲間と試合の後に撮影したものです。

酒井和代さん

東方書店 酒井和代さん

高校1年生のときに、東京都青少年洋上セミナーに参加し訪中。日本大学文理学部、中国文学科(現:中国語中国文化学科)4年在学時に中国政府奨学金留学生として、北京大学中文系に2年間在学。中国現代文学を代表する近代作家“老舎”についての研究を修める。帰国後、中国関係の書籍を扱う出版社『東方書店』に就職。